痩せるためにはどんな食生活を送ればいいか。食事指導を行うイートバランス代表の齋藤好美さんは「カロリーばかり気にすると栄養が偏ってしまう。糖質・タンパク質・食物繊維のバランス良い食事はコンビニでもそろえられる」という――。

※本稿は、齋藤好美『カロリー気にせず食べて健康に痩せる コンビニ3品ダイエット』(かんき出版)の一部を再編集したものです。

梅干しのおにぎり
写真=iStock.com/akiyoko
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ダイエットにおいて運動はあくまでおまけ程度

私が実践し、提唱する「コンビニ3品ダイエット」とは、1食の中に「糖質」「タンパク質」「食物繊維」をそろえる「しょくトライアングル」で食べていくダイエットです。

運動すれば、体を動かした分お腹が空きますが、さほどカロリーは消費されていません。たとえば、体重が50キロの人が1時間歩いたとして、消費カロリーは150キロカロリー前後。ご飯1杯程度です。

でも運動した達成感から、つい「このくらいなら食べてもいいかな」と思いがち。しかも「運動すればいいや」と思って食べすぎてしまって、結局運動する時間がない……なんてことも。運動に頼ることなく、食べることで体重、体型をコントロールできるようにして、運動は体を引き締める目的で、おまけ程度に考えるとちょうどいいかもしれません。

食事制限をして、カロリーの低い野菜ばかり食べたとしたら、カロリーは抑えられても、栄養が偏ってしまいます。カロリー計算よりも、大切なのは「何を食べるか」という食事の内容です。