自分の「モード」が分かれば正しく休める

第2位は『心療内科医が教える本当の休み方』でした。

鈴木裕介『心療内科医が教える本当の休み方』(アスコム)
鈴木裕介『心療内科医が教える本当の休み方』(アスコム)

あなたは毎日、しっかり休めていますか? 常に心身が疲れている状態ではありませんか? この問いにドキッとした人は、本書を手に取り、正しい休み方を知ってください。

心療内科医である著者、鈴木裕介氏によると、正しく休んで疲れを取るには、「交感神経優位」モード、「背側迷走神経優位」モード、「腹側迷走神経優位」モードのうち、自分がどのモードにいるのかを知り、それに合わせたコーピング(自分を助けて回復へと導く行動)を行う必要があります。

なんとなく落ち着かず、緊張している場合は交感神経優位モード、ぼんやりして目が開きづらいような状態は背側迷走神経優位モード、ゆったりとしていて息が通りやすいなら腹側迷走神経優位モードです。

交感神経優位モードのときは、静かな曲を聴いたり、温かい湯船に浸かったりして、自分を落ち着かせましょう。一方、背側迷走神経優位モードのときには、身体を動かして心拍数を高めたり、サウナや水風呂で温度刺激を与えたり、日光を浴びたりして、アクティブに過ごすのがおすすめです。

本書を手に取って、日々酷使している心身をケアしてみませんか。

脳科学者が断言「運は100%自分次第」

第3位には『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』がランクインしました。

中野信子『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』サンマーク出版
中野信子『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』サンマーク出版

あなたは運がいいほうですか? それとも悪いほうでしょうか?

多くの人は「自分は運がよくないけれど、生まれつきだから仕方ない」と思っているのではないでしょうか。

「運は生まれ持ったもので、変えられない」は誤解です。本書の著者、脳科学者の中野信子氏によると「運は100%自分次第」。つまり、考え方や行動ひとつで、誰でも「運のいい人」になれるのです。

今すぐに「自分は運がいい」と決めてしまいましょう。「自分は運がいい」と思い込んでいると、仕事で契約が取れなかったときには「運がいいのに契約がとれなかった。準備にミスがあったか、勉強不足だったのかもしれない」と考えて、次の提案のために努力できるでしょう。一方、自分は運が悪いと思い込んでいると、失敗を運のせいにして、努力を怠ってしまいます。さて、次回、契約を取れる可能性が高いのはどちらでしょうか。

物事は自分の捉え方次第で変わります。まずは「自分は運がいい」と思い込んで行動することから始めてみませんか。