配当利回りで悠々自適な人生を送っても楽しくない

人によっては、「87歳で資産を18億円も持っているなら、配当金だけで暮らしているのでは?」と思う人もいるかもしれません。

私は配当金を重視して投資しているわけではないので、平均すると2%にも満たない配当利回りですが、高配当株に替え、配当利回りを3%程度にアップするだけで、年間の配当収入は5100万円になる計算です。

これだけの収入があれば、贅沢をしても、十分に暮らしていけるでしょう。

しかし、そもそも私が株をやっているのは、お金のためというよりも、楽しいから。

資産があるといっても、そのお金はほとんどを投資に回すので、実際に現金で持っているわけでもありません。

なので、資産が1億円であろうが100億円であろうが、生活水準もスタイルも変わらないんです。

お金のためだけであれば、デイトレードなどせず、高配当の株を買って、悠々自適の配当生活を送っているでしょう。

でも、そんな生活を送っても、私は楽しいとは思えないんです。この年になってもリスクを負ってデイトレードをすることが楽しいんですね。

今はまだ二分咲き

金額からしたって18億円なんてかわいいものです。バフェットは14兆円ですから、桁違い。なので私は「これで十分だ」ともまったく思いません。あと5倍は、ほしいですよ。いまの状態はまだまだ“二分咲き”程度のものです。

あと4、5億円稼いでようやく五分咲きといったところではないでしょうか。とりあえずあと数年でもう4、5億円稼ぐことがいまの目標であり、決して不可能な数字ではないと考えています。

そこに年齢は関係ないですよ。もちろん、年をとったからできなくなったことはあります。いまの私が肉体労働で資産を増やすのは難しいでしょう。でも、頭を使うことは、いくつになっても可能です。

多少記憶力が衰えたとしても、取引を重ねるたびに経験値は増えていき、その経験値は間違いなく血肉となります。どれだけ頭で考えていても、実際の動きは異なります。やってみないことには話になりません。