既存の競合商品名と「違うパターン」でインパクトをつける

商品名で目を引くために、既存の競合商品名とは「違うパターン」を使うのも効果的です。

私の場合は、「違う文字列」を用いました。

当時のオナホ市場では、既存の競合商品名はカタカナが多かったため、私が企画した新商品「育てるオナホ」の商品名には四字熟語をあて、「淫乱覚醒」としました。

先ほども例に挙げた「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」という蕎麦屋も、それまでの蕎麦屋では「○○屋」「○○そば」がよくあるパターンだった中で、あえて文章を店名にするという「違うパターン」で目を引きやすくしています。

ざるそば
写真=iStock.com/zepp1969
※写真はイメージです

さらに疑問系の文章にするという、キャッチコピーではお馴染みのテクニックを店名に使うことで、よりインパクトのある店名になっています。

神山理子『女子大生、オナホを売る。』(実業之日本社)
神山理子『女子大生、オナホを売る。』(実業之日本社)

商品名を付けるとき、「なんとなくそれっぽい商品名」を付けてしまいがちです。

しかし「なんとなくそれっぽい」とは、競合商品たちがこれまで作り上げてきた文化のため、競合商品と似たようなものになってしまいます。

せっかく競合商品とは異なる良いコンセプトを作っても、競合商品に埋もれてしまうと顧客の目にとまらなくなります。

顧客に選んでもらうために、あえてこれまでと「違うパターン」を用いて、商品棚で少しでも目立つ工夫を忘れないようにしましょう。

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