「社会への復讐心」が自分を動かすモチベーション

【ひろゆき】子どもよりも、障害者支援のほうが本丸だったってことですか?

泉房穂、ひろゆき『少子化対策したら人も街も幸せになったって本当ですか?』(KADOKAWA)
泉房穂、ひろゆき『少子化対策したら人も街も幸せになったって本当ですか?』(KADOKAWA)

【泉】私には4つ下の弟がいるんですが、先天性の脳性麻痺を持って産まれてきました。歩くことが不自由だったのに、近くの小学校ではなく、遠くの養護学校に通うように言われたんです。両親が交渉して私と同じ学校に通えることになりましたが、「送迎は家族が責任を持つ」「何があっても訴えない」と誓約書を書かされました。

両親は漁で不在、私が毎日登下校をともにしました。残念ながら誰も手を貸してはくれず、ただ冷たい目だけがあった。子ども心に、こんな冷たい社会は嫌だ、自分が明石の街をやさしくしてみせるっていう誓いを立てたんです。

【ひろゆき】なるほど。市長になられたのも、子育て政策や障害者支援に力を入れているのも、背景にご自身の生い立ちがあるわけですね。

【泉】端的に言えば、障害者や貧乏人に冷たい社会への復讐心ですね。弟は5歳になって奇跡的に少しずつ歩けるようになって、幸いにも自立に向かうようになりました。逆に私にとっては、それまで弟のことで精一杯だったのに、その覚悟が必要なくなってしまった。なのでいっそう社会のほうに目が向いて、貧しい人や障害を持つ人のために人生を費やそうと思ったわけです。

死ぬまで世の中と闘い続けるイメージでずっと生きてきた

【ひろゆき】泉さんのモチベーションが社会への復讐心だとすると、いろいろと腑に落ちる部分もあります(笑)。

【泉】ご存じの通り、私なんかはアンガーマネジメントが必要って言われるくらい激しい人間ですけど(笑)、それには理由があって。開き直るわけじゃないですけど、世の中を変えたいという強いエネルギーがあったんです。今もそうです。世の中と死ぬまで闘い続けるっていうイメージは、小さい頃からありました。だから例えば、寝るのが嫌いで(笑)。生きてる間は、寝る間も惜しんで一生懸命やろうって感じですね。

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