忘年会はあなたが参加しなくても多くの人は気にしない…

では、そのような中、どのように12月の憂鬱には対処すれば良いのでしょうか。

産業医からの処方箋を述べたいと思います。

まず、気がすすまない忘年会/新年会は、断りましょう。Noと言って断ることができる人は、そもそも憂鬱にはなりません。断ることができない人は、ぜひ、コロナになった人の濃厚接触者になってしまった可能性があると、前々日くらいに幹事に相談してはいかがでしょうか。飲み会での感染拡大を防ぐためにも、あなたは泣く泣く不参加を選択することになるのです。

正直なところ、参加者たちは参加していない人たちのことをあまり覚えていないものです。参加者は参加した人を覚えているのではなく、たいていは話した人のみを覚えているのです。ですので、無理に参加して、隅っこの方で静かに飲んでいるのならば、参加しないのとあまり変わらない可能性は高いと言えます。多くの参加者たちの記憶にはあまり残らないのであれば、不参加でも変わりはないでしょう。大丈夫ですよ、きっと。

コンピュータを使用したオンライン飲み込みセッションの画像
写真=iStock.com/kazuma seki
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寂しい人はオンラインで繋がればよい

一人で過ごす年末年始が寂しい人は、ぜひ、オンラインを活用してみてはいかがでしょうか。コロナ禍で増えたzoom飲み会でもいいですし、流行りのオンラインゲーム等はいかがでしょうか。最近は単身世帯が増えています。あなたの周りも探せば同じ状況同じ気持ちの人もいると思います。もしくは、オンラインでドラマを一気に視聴するなどもありかもしれません。年末年始で時間があるからこそ、できることを探せば色々あると思います。

このように、ぜひ、期待値と現実のバランスを調整してみてください。今から準備すれば間に合います。