1日3時間のゲームがなければすぐに倒れていた

自宅勉強では、学校のように、休憩時間の始まりと終わりが決められていません。友達との話が盛り上がったり、スマホやゲームに夢中になったりしても、止めてくれる人が誰もいないということです。僕はスマホのタイマーで時間を管理していましたが、みなさんもなんとかして時間はきっちりと守るようにしましょう。

とはいえ、「自由時間をなくせ」というわけではありません! むしろ、自由時間はきちんと設けてください。なぜ僕が毎日3時間もゲームをしたのか、それは余裕があったからではありません。自分自身のガス抜きに必要不可欠だと判断したからです。もし毎日勉強一辺倒の生活をしていたら、僕はすぐ倒れていたと思います。

ただし、遊びすぎで勉強に手がつかなくなっては元も子もありませんから、要注意。重要なのは休憩時間と自由時間を区別することです。ですから、自由時間は勉強を始める前、もしくはその日の勉強ノルマが完全に終わったあとに設けるようにしてください。

そして、自由時間には無理には勉強しないことも大切です。自由時間は体力を回復させる時間でもありますから、そこで無理をしては頭も体も休まりません。しっかりメリハリをつけましょう。

スマホだけは机の上に置いてはいけない

自分の集中しやすい環境作りは大切です。無音じゃないと気が散る人、カフェなどの喧噪のなかのほうが逆に黙々と作業ができる人……あなたはどのタイプでしょうか? 最近では「カフェの中」や「雨音」など、シチュエーションに合わせた作業用動画もYouTubeにありますし、大いに活用できますね。

僕は音よりも、自室の机の上に何を配置するかで集中力に差が出ていました。

机の左上にペンと消しゴム、右には問題集。試験中は問題集の代わりにテストの問題冊子を置くといった感じです。

あとは逆に「置かない」ことで集中力が保てるアイテムがあります。それがスマホです。

スマートフォンや眼鏡などが置かれたテーブル
写真=iStock.com/Chainarong Prasertthai
※写真はイメージです

スマホがあると、何か通知が来ていないかとそわそわして、つい手を伸ばしてしまいます。そして一度触ったが最後、気がつくと30分以上もの時間が失われています。「そんな経験はない!」という人のほうが少数派ではないでしょうか? スマホは悪魔の作った理性破壊兵器だと思ってください。僕は勉強を行うときは絶対スマホの電源を切り、絶対に視界に入らない場所にしまっていました。