ここまでやるのはかえって手間がかかり大変な気もするが、どんなメリットがあるのだろうか。

「安心感です。僕はやるべきことがデッドラインに間に合わなくて怒られたくないし、かといって前倒しで作業を進める精神力もありません。この課題を解決するには、こうした方法が必要だったんです。いつの間にかお金がなくなって困るのを防ぐには家計簿が必要なように、時間についても時間簿に相当するものを持っていれば安心感を得られるようになります」

ただしToodledoは使いこなすのにカスタマイズが必要なうえ、まだ日本語版がリリースされていない上級者向けのツール。複雑な条件管理を必要としていない人、慣れていない人はグーグルのGメールに付随しているToDoリストなどのシンプルなツールから始めるのがよいと佐々木さんは言う。

タスク管理であらゆるタスクを洗い出し、整理するような作業に便利なのがマインドマップ(図解表現技法)である。書き漏らしを減らせるほか、アイデアをまとめて人に提示するといった用途にも使用できる。

ネット上ではいくつかのサービスが提供されているが、その中で佐々木さんがお勧めするのがマインドマイスターである。

「デザインがしっくりくることと、共有設定が簡単というメリットがあります。キー操作も使い勝手がいい」

共有設定を活用すると、複数の人と一緒に作業を進めることができる。佐々木さんはこの機能を使い、共著の書籍企画をコラボレーションしながらつくっている。

「2人でコラボしているとアイデアが出やすくなり、むしろ出すぎて困るくらいです。書きたいことが山ほど出てきて、以前出版した本でもだいぶアイデアを削らなくてはならないほどでした」