妥協できる条件を決める

日本人の恋愛結婚の離婚率は約30%ですが、お見合い結婚の離婚率は約10%なんです。お見合い結婚の場合、「そんなに好きじゃないけど、この条件だったら我慢できるよね」などと、イヤなことがあったときに自分の中で妥協できる理由が多いのだと思います。

西村博之『ひろゆき流 ずるい問題解決の技術』(プレジデント社)
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仕事でも同じことが言えるでしょう。

「これは自分に向いている」とか「この仕事、すごく好き」という理由で選ぶと、それがある日イヤになったときに、「なんでこんな仕事やってるんだろう」となってしまうんですよね。

それよりも、「職場が近い」「給料がいい」といった妥協できる条件を決めて選んだ仕事のほうが、たとえイヤなことがあっても「給料がいいからこの仕事に決めたんだよね」と我慢できたりします。

なので、好きや向いているという理由で選ぶよりは、「こういう待遇があるならトクだよね」とか「これはそんなにイヤじゃない」といった条件がいくつかある仕事のほうが、長期的に続けられると思います。

もちろん、仕事と給料を比較して、「こんなに大変な仕事なのに給料が少ない」と思うのであれば、ムリして続ける必要はありません。さっさと別の職場や仕事を探したほうがいいでしょう。

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