職員がどれほど説明しても納得せず…

しかし、これだけの長距離を、“ドライブ・マイ・カー”状態で過ごせば、仲のいい夫婦でもちょっとしたことでいさかいを起こすこともある。まして、報道の通りだとすると、周囲が心配するのは無理からぬことかもしれない。

憶測たくましい週刊誌の中には、この時期にお伊勢参りをするのは、小室圭さんの2度目の司法試験の結果が、この頃に出るからではないかという見方をするものもある。

「昨年の同試験の合否発表は4月21日だった」(週刊女性4月19日号)ということを、秋篠宮夫妻や宮内庁はまったく考慮しなかったのだろうか。

週刊新潮によれば、紀子さんの“いら立ち”はしばしば、宮邸の職員にも向けられるという。

「職員が仕事の報告などで妃殿下にお伺いを立てる時など、どのようにご説明申し上げてもなかなか納得なさらず“ここはこうしてと言ったでしょう”などと、あたかも言い負かすかのように早口でご指導なさっています。これまで会見やスピーチなどで見せてこられた、上皇后さまを彷彿させるゆったりしたお話しぶりとは、まるで別人のように見受けられます」

さらに、天皇と秋篠宮との仲が“深刻”だと報じるのは女性自身(4月19日号)。同誌によれば、天皇の長女・愛子さんの成人会見と悠仁さんの卒業式が3月17日に重なったことで、深刻な状況が露呈したというのだ。

「行事被り」「ドレス被り」異例のミスが立て続けに

1週間後の3月24日に、宮内庁の西村泰彦長官がこう発言した。

「3月に愛子さまの会見を調整しているのを聞いた段階で、悠仁さまの卒業式に思いを致すべきだったにもかかわらず、それが頭に思い浮かばず、調整できなかった。できれば別の日がよかった……」

この2人のスケジュール調整失敗から見えてくるものがあるというのだ。

「天皇家にお仕えする侍従職と、秋篠宮家にお仕えする皇嗣職との間で連絡がきちんととれていなかったことが露呈したのです。

まず悠仁さまの卒業式は、お茶の水女子大学附属中学校の年間スケジュールとして1年前から決まっていたことでした。

愛子さまの会見は、学習院大学での学業に支障が出ないように、3月に開催する方針が昨年11月には発表されていましたが、その段階で皇嗣職が『悠仁さまの卒業式は3月17日です』と、連絡をしていれば、こんな事態にはならなかったのです。(中略)平成の御代であればありえなかったことであり、単純に“宮内庁職員の劣化”として片づけられることではないと思います」(宮内庁関係者)