③3点以上のアクセサリー使いは逆に悪印象

男性のファッションにおいて鬼門なのが、アクセサリー。どんなに高価なものでも、つけこなし方によって、逆に悪印象になってしまうことが多いんです。特にネックレス、ブレスレット、リングの3点使いは、よっぽどのおしゃれさんじゃないと非常に難しい! 時計も入れて、「アクセサリーは2点まで」が“程よくかっこいい”の基準です。

ちなみに、この2点に含まない、優秀なアクセサリーがメガネ。顔まわりにツヤを与え、ウェリントンタイプやボストンタイプのようなフレームが太めのものなら、小顔効果も期待できます。

度なしで大いに結構です。目が悪い、悪くないにかかわらず、一人一つ持っておいて損はないですよ。

アクセサリーをたくさんつけているよりも、きちんと爪を切っていることのほうが、「清潔感」があり抜群に好感度が高いもの。どんな高価な時計をつけていても、手荒れしていては台無しです。最近はアルコール消毒をする機会も多く、手が荒れている人が多いようです。まずはこまめにハンドクリームを塗ることから始めてみてはいかがでしょうか。

男性が求める「正解の服」とは

アンケートや普段のスタイリングで接している多くの男性からお悩みを聞き、共通していたのは、みなさん「正解の服」が知りたい、ということでした。もちろん、ファッションは数学の計算式ではありませんから、一つだけの正解があるわけではありません。ですが、基本となる理論やロジックがあるのは確かです。

山本あきこ『男子ファッション最強図鑑』(かんき出版)
山本あきこ『男子ファッション最強図鑑』(かんき出版)

今回ご紹介した3つのNGポイントも、例えばファッションが大好きで、すでにご自身のスタイルが確立している方には無用でしょう。しかし、「自分はファッションに疎いな」と思っておられる方には、服を選ぶ時の一つの視点になると思います。さらに、基本の理論やロジックを知れば、ご自身にとっても、心地よいファッションができるようになりますよ。

先にご紹介した拙著『男子ファッション最強図鑑』(かんき出版)では、押し付けではなく、「こんなふうにしたら、もっとかっこよく見えますよ」ということを提案させていただいています。女性が着てほしいと思っている服装を知ることは、どんなシーンにおいても役に立つと思います。

まずは、頑張ってる感がなく、「あの人なんかいいよね」と言われるようなファッションを目指してみませんか。ぜひ「ちょっとやってみようかな」くらいの軽い気持ちで、参考にしてみてくださいね。

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