優秀な人材もアメリカに集まる

加えて、米国には最高の教育を受けられる大学等も多く、いまだ世界中の「ベスト・アンド・ブライテスト」が勉強のために行きたがる国のトップとなっています。その優秀な学生たちの中には、本国へ戻る若者もいますが、多くの若者は米国へ残り、一流の企業で職を求めるのです。

そのような優秀な若者の就職先の一部は、GAFAMのようなグローバル企業で、彼らのイノベーションの発展に役立っています。

この様な状況を株式投資家の視点で考えてみた場合、日本株より米国株の方が長期的に投資妙味があるように思えるのです。経済の規模が大きくなる過程で、企業も収益を拡大する機会が多いはずですから。

私はS&P500指数は、これから毎年歴史的な上昇率である6%程度上昇し、2030年には6000ポイントを超え、2032年には7000ポイントを超えてくると考えています。この過程において、優良企業の株価はより高く上昇することになるでしょう。当たり前ですが、当然この過程において、景気後退等のリスクは考えておかなければなりません。

そのため、日本人としての経済的なリスクをヘッジするために、米国株に投資をするというのは理にかなっているのではないかと思います。

米国株への3つの投資方法

では、具体的に投資をしてみたい方はどうすべきかこれから説明します。

投資の方法 その1 銀行自動引き落としで、米株投信に積立投資をする

米国株の投資をしたことがない方にとって、最も簡単な米国株の投資の方法は、S&P500や、ナスダック100の動きに連動するノーロード(取引手数料なし)の投資信託に投資をすることです。現在は便利な世の中になりまして(例えばマネックス証券でも)一度設定をしておくと、銀行から自動引き落としで、毎日100円から貯金的な感覚で米国株指数に連動する投資信託に投資をすることができます。配当金の再投資もしてくれますから、ほったらかしで構いません。

米国株投資の方法 その2 米国株連動のETFに投資をする

投資信託は初心者にとっては最も投資がしやすい金融商品ですが、売買する価格は市場が終了した後、1日1つの価格でしか取引できず、ニューヨーク市場が開いている間に自由に売買できないというデメリットがあります。市場が開いている間に株価を見て取引したいという方にはETFの売買がお勧めです。米国市場全体の動きに連動するETFを買う事により、朝目覚めてからのニュースで知る「昨日のニューヨーク市場は~」という株価指数と同じ動きをさせることができます。

株式資産保有の考え方として、コア(中核)とサテライト(その周りの衛星)という考え方があります。

S&P500などの米国株市場全体の動きに連動するETFを、長期的な資産形成という観点でコアとして保有するのが良いと思います。私はそれだけでも十分だと思いますが、個別銘柄にも投資をしてみたいという方もいらっしゃると思います。その場合、市場全体の動きに連動するパートをコアとして保有し、さまざまな個別銘柄を長期投資、または機会があれば短期的なトレードのサテライトとしてお持ちになればよいと思います。