「丑」の相場格言は「つまずき」を暗示

なぜダイヤモンドが売れているのか。株価高騰で潤った一部の株長者の間では金だけでなくダイヤモンドにも資産を移す動きがみられるというのだ。

ダイヤモンド
写真=iStock.com/ilbusca
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その根幹には、株価がいつ調整局面に入ってもおかしくないという深層心理が働いているのは想像に難くない。

株式市場はすでにバブルの領域に入っているのかもしれない。逃げ遅れババを引くのはいつも零細な個人投資家だ。

2021年の干支は「丑(うし)」。相場用語「雄牛(ブル)」は株価の上昇を意味するが、干支の「丑」の相場格言は「つまずき」を暗示する。ちょうど12年前の2009年の「丑年」もリーマンショックのあおりを受け、株価は最悪だった。歴史は繰り返すのか、それとも2021年は株価も「ニューノーマル」な新局面を試す上昇となるのか。いすれにしても新型コロナ禍に一喜一憂する展開となることは確かだ。

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