「わかってるつもり」を解消できる

上司から一方的に「上から」指導されるよりも、同僚・仲間という目線からのアドバイスの方が受け入れやすいものです。また、自分が第三者として意見を述べる立場を経験することで新たな視点を得ることもできます。

長尾一洋『コンタクトレス・アプローチ テレワーク時代の営業の強化書』(KADOKAWA)
長尾一洋『コンタクトレス・アプローチ テレワーク時代の営業の強化書』(KADOKAWA)

さらに、コンタクトレスでパソコンを通じて行うロープレのメリットとして「録画できる」ということがあります。自分自身の口ぐせや態度は、客観的に見ない限り案外気づかないものです。他人から指摘されたら反発してしまいますが、録画で確認すれば「納得!」となります。

「わかってはいるんだけど、できないんだよね」「やってるつもりだけど、結果が伴わない」。そういう悩みを抱えている人は多いと思いますが、頭でわかっていても行動できていなかったら、わかっていることにはなりません。「知る」「行う」「結果が伴う」の「知行果」を一致させるためにも、コンタクトレス・ロープレが役に立ってくれるでしょう。

じっと見つめられているのがプレッシャーでリアルなロープレに苦手意識をもっていた人も、コンタクトレスでならそれほどの圧迫感を感じずに、メリットだけを享受することができるはずです。

顔色が見えない中で部下のメンタルをどうケアするか

テレワーク時代のマネジメントを考えるうえで、管理する側として、これまで以上に注意を払いたいのが部下のメンタルケアです。

毎日顔を合わせていれば、「今日は『おはよう』の声にいつもの元気がなかったな」「暗い顔をしているけれど、何かトラブルがあったのかな」というふうに、日々の変化をキャッチして「異常シグナル」が自然とアンテナにひっかかります。声をかけて昼食に誘ったり、別室でゆっくり話を聞いたりすることで早めの対処ができます。

ところが、テレワークでは、それができません。だからと言って、たとえばLINEやチャットなどで雑談をしてコミュニケーションをとるというのも、就業時間を使ってやるには無駄な時間が増えて本末転倒のような気もします。