今や多くの国から「キワモノ」と見られつつある韓国

今や多くの国から「キワモノ」と見られつつある韓国。その隣国に穏やかとはいえない事態が舞い降りている。国内の不満を解消するかのように、日本に「歴史」問題で絡むのはマニュアル通りといえるが、友好ムードを演出してきた北朝鮮から敵視政策を再開され、同盟国である米国からは「嘲笑外交」の裏の顔が暴露されてしまうという「三重苦」に見舞われているのだ。自業自得というのは簡単だが、隣国として向き合わなければならない日本政府の後始末にかかる時間と苦労を考えると、いい加減にしてもらいたいと思うのは私だけではないだろう。「世界をリードする大韓民国」を目標に掲げた文在寅大統領を待ち構えているのは、「二枚舌」の清算という厳しい現実かもしれない。

星条旗と韓国旗の間に溝
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「世界の歴史で最も悲しい戦争を終わらせるための努力に大胆に乗り出すことを望んでいる」。文大統領は朝鮮戦争開戦から70年の節目を迎えた6月25日、北朝鮮にこう呼びかけた。少し前ならば、平和的な「統一」を志向する文大統領のほほ笑みに共鳴する向きもあったかもしれないが、さすがに今は「で、本心はどこ?」と感じてしまう人々は少なくない。その理由は、不運にも米国からその「二枚舌」の数々が明かされてしまったからだ。