客に惚れさせてなんぼの商売では不可欠なテクニック

客の立場からすればそんなことまで覚えてくれていたのかと嬉しくなり、ひいてはそこからキャバ嬢への好意も芽生える。客に惚れさせてなんぼの商売では不可欠なテクニックといえるだろう。

六本木で働くBさんのメモ。客は重要度ごとにランク付けされ、この客は3軍だという。「酔うと何でもOK」と書かれており、「酒は飲んでも飲まれるな」という格言が頭をよぎる。
六本木で働くBさんのメモ。客は重要度ごとにランク付けされ、この客は3軍だという。「酔うと何でもOK」と書かれており、「酒は飲んでも飲まれるな」という格言が頭をよぎる。

「だから話の内容が些細なほど効果も高くなるんですよね」

ところで彼女のノートには「○」「×」といった記号が散見される。いったい何なのか。

「『○』は頭の良い女、『×』はバカな女って意味で、お客さんの好みを表しています。男の人って賢い女が好きか、バカな女が好きかで両極端に分かれるでしょ」

都内の一流私大に在学中のBさんは英語が堪能。しかも、もともと自身が興味を持っていることもあり、政治・経済の話題に明るいのだが、客によって素のキャラとおバカキャラを演じ分けているのだという。

「たぶん、男の人のプライドにかかわる事柄だからだと思うんですけど、経験上、このキャラ選択を失敗したら絶対にもう挽回できません。お客さん、逃げちゃいますから」

しばらく、キャバクラに行くのはやめておこうか……。

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