2億円超を集めた山本太郎氏の「れいわ新選組」

一方、諸派のなかで人気が出ているのが、44歳の参院議員で元タレントの山本太郎氏が旗揚げした党派の「れいわ新選組」だ。比例選で9人、選挙区選1人の計10人を擁立した。

過激な言葉と行動で独特的な存在感を示しており、山本氏がネットで呼びかけた寄付金は2億円を超えた。

4月の統一地方選では、東京や千葉、埼玉など全国で26人の区議、市議を誕生させた。6月現在で31人の地方議員が所属している。無党派層や若者の支持を得ているようだ。だが、沙鴎一歩は大衆に迎合しようとするポピュリズムとの関連も熟考する必要があると思う。

参院選がこの先数年の日本の進路を決める

7月4日付の朝日新聞の社説は「参院選きょう公示 安倍1強に歯止めか、継続か」との見出しを掲げてこう指摘する。

「首相が政権に復帰して6年半余。この選挙で問われるのは、異例の長期政権となった安倍1強政治のありようそのものだ」
「昨年の自民党総裁選で、首相は3選され、任期は21年9月まである。ここで歯止めをかけて、政治に緊張感を取り戻すのか。それとも、現状の継続をよしとするのか。有権者の選択が、この先数年の国の進路を決めることになる。」

安倍政権を嫌う朝日社説らしい指摘でもあるが、沙鴎一歩はこの指摘の通りだと思う。有権者はそこを認識すべきでる。

朝日社説は主張する。

「官邸主導の行き過ぎによる弊害が指摘される今、論ずべきはむしろ、首相による衆院解散権の制約や国会の行政監視機能の強化ではないか」
「首相は衆参の国政選挙で5連勝中だが、有権者は諸手をあげて支持しているわけではない」

安倍首相はこうした朝日社説の主張や訴えをどう考えているのか。