北海道で初めての最大震度「7」

9月6日午前3時過ぎに発生した北海道の地震は、最大震度「7」を記録した。北海道で初めての大きな震度だった。死者は40人を超えた。

大規模な土砂災害があった厚真(あつま)町では、北海道警や自衛隊が7000人以上の態勢で懸命な捜索を続けている。

いくつもの山の斜面が木々ともに崩れ落ち、住宅や田畑を飲み込んだ。今回の大規模な土砂崩れは、どんなメカニズムで発生したのだろうか。

専門家によると、崩れ落ちた山の地層のうち、「ハロイサイト」と呼ばれる粘土質の地層が、地震発生直前の台風21号の影響による大雨で多量に水分を含んでもろくなり、この層の上に降り積もっていた火山灰の層とともに崩れ落ちたという。

2018年9月6日、札幌市中央区のすすきの交差点周辺は夜になっても停電が続いた。(写真=時事通信フォト)

災害が新局面に突入している

いわば雨と地震の複合災害である。厚真町のような地層構造は日本中いたるところにある。大雨が降った後に地震が発生すれば、こうした土砂崩れが起きる恐れがある。

この夏、日本列島は次々と、大きな災害に見舞われた。

異常な雨が降り続いた「西日本豪雨」。海上の人工島に造られた関西空港を冠水させ、空港機能を奪った「台風21号」。そして震度7を記録した「北海道地震」。

ここ数年、災害自体が、危険な新しいステージに突入したように思う。

今後も大規模で深刻な災害が、私たちを襲うだろう。そのときに備え、新たな防災対策を構築する必要がある。