人事部が本当に求めている女性社員とは?

仕事と家庭をどのように両立させるか。共働き家庭が一般的になるなかで、女性の負担だけが増えることがあってはいけないだろう。

一方で、大企業などは「両立支援」のために手厚い制度を設けていることがある。あくまで「性善説」にたっていることが多く、「制度を利用しつくしてやろう」とすれば、周囲だけでなく本人にも悪影響が出る恐れがある。

「多様性を受け入れる」とは、“10年連続育休”に代表されるような働き方を許容することではない。育休を取り続けなくても済むような態勢を、会社と働き手の双方がつくっていく必要があるのではないだろうか。

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