万年、赤字家計を月3.4万円の黒字にすることに成功

以前は毎月数千円の赤字が出ていましたが、このプランを実行した結果、月3万4000円の黒字が出ることになりました。これを預貯金として貯めていくことにしました。これだけで年間約41万円を貯められる計算になります。加えて積立投資が月1万3000円(年15万6000円)ですから、見直し前にくらべて家計はグッと改善しました。このペースで行けば、株で失った70万円も取り戻せそうです。

▼赤字家計を月3.4万円の黒字に!
【家計費コストダウンランキング】

1位:食費 -1万8000円
1週間の予算管理を厳格化して削減。
2位:投資 -7000円
投資額を減らし、投資対象を株から積立投信に。
3位:被服費 -5000円
洋服(主に奥さん)は少し我慢。必要最低限に。
4位:水道光熱費 -3000円
スイッチのオンオフに注意し、エアコンなどの使い方も反省。
5位:通信費 -2000円
格安スマホをさらに見直して安いプランに。
6位:嗜好品 -2000円
お酒の量を減らした。

▼たった1年半で70万円の損を取り戻せる家計に変身

貯蓄よりも投資のほうがお金は増える――。確かにそういう側面もありますが、安易な気持ちで投資を始めると痛い目にあいます。私たちは投資のプロではないですし、仕事のように取り組むには限界があります。ですから、長期的な視点に立ち、生活の邪魔になったり、生活そのものを崩壊させたりするリスクは避けるべきです。

投資で資産を増やすには、リスク分散と長期的な視点が不可欠です。また当然のことながら、投資の原資を作るために、家計状況の見直しと圧縮を心がけなければなりません。

裏を返せば、今、投資をしていない人も、生活費を圧縮し、投資の原資(余裕資金)をつくることができれば、少額の積み立てから投資を始めることができます。「余裕資金」ということでリスクが限定されているのであれば、それほど難しく考えず、「勉強」として投資を始めてみるのもよいと思います。ただし生活資金には手をつけないこと。くれぐれも慎重に取り組みましょう。

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