小室さん「自己ブランド化」の根底に「母への思い」

“上級国民”になる前の小室さん(イラスト=辛酸なめ子)

謎が多いとはいえ、コメントなどからは、性格は素直で善人であることが伝わってきます。「海の王子」時代、常に笑顔で活動していたとか、「人の役に立ちたい」と学生時代に語っていたとか、父親が亡くなったあと「お母さんは僕が守る」と気丈に話していたとか、バイト先のレストランの排水があふれた時、裸足になって率先して対処したなんて話もありました。ミステリアス感と優しさが、女友達にモテて囲まれる秘訣でしょうか。

小室さんのステップアップぶりには、いち庶民として鼓舞されるものもあります。

ふつうだったら将来を半分あきらめてしまいそうな境遇なのに、果敢にセルフブランディングして願望を叶えていっているのです。その根底には、「お母さんを楽にさせてあげたい」という親孝行の思いがあるのかもしれません。

▼バイオリンと英語で「インペリアルキャラ」に変身!

小室さんの勝算のひとつは、まず、幼少期にバイオリンを習いはじめたこと(母からは「バイオリンの天才」と呼ばれていたそうです) 。宮家では皆様クラシック音楽をたしなまれることが多く、奇しくもそこにとけ込める素養を身に付けることができました。

そして将来を見据え、インターナショナルスクールで英語スキルを身に付けたのも大きいです。また、ICUで眞子さまと一緒になってから、意識してかどうかわかりませんが、「海の王子」に応募し、自ら姫にふさわしい称号を得ようとしました。その後、「姫」である眞子さまに対して果敢にアプローチして、イギリス留学中に訪ねて行ったり、ぬいぐるみをプレゼントしたり、デート代は全て彼が持ったりと、文字通りプリンセスのようにもてなします。インターナショナルスクールでレディーファーストの思想を学んだのでしょうか。