パソコンのさまざまな設定から使い方の説明までをカバーする「パソコンのサポート」。あまりデジタル機器に詳しくない向きや、遠隔地に住む老親を持つ人には一見頼りになりそうなサービスだが、このサポート契約をめぐるトラブルが最近大きな話題を呼んだ。

問題となったのは、パソコン量販店PCデポを運営するピーシーデポコーポレーションが提供する、月額制の「プレミアムサービス」。認知症を患う80歳過ぎの独居老人を相手に、同社の支店が、不要なオプションも含めて実際の使用状況にそぐわない月々約1万5000円のサポート契約を締結。気がついた親族が解約を申し出ると、当初20万円以上の解約料を請求されたという(実際に支払ったのは10万円強だが、それでも高額だ)。