野心に燃える22歳です。ビジネスの世界で早く成功をつかむにはどうしたらいいでしょう。デイン・ザイツ(オレゴン州)


 

まず、学校で身につけた最も基本的な習性のいくつかを捨てること。実社会に出たからには、あなたが22歳だろうと62歳だろうと、初めての就職だろうと5度目の転職だろうと関係ありません。優秀と認められ、勝者になるためには、期待を上回る働きをしなければなりません。

あなたは長年、所定の期待を満たすという美徳を叩き込まれてきました。教師が尋ねるすべての質問に完全に答えるのが「A+」のパフォーマンスだと教え込まれてきました。そのような日々は終わったのです。

ビジネスで「A+」をとるためには、あなたに対する組織の期待をいい意味で裏切るような、つまり期待を上回る働きをしなければなりません。「教師」が尋ねるすべての質問に加えて、「教師」が思ってもいなかった多くの質問にも完全に答えなければなりません。

換言すれば、あなたの目標は、自分のエネルギーと創造力と洞察力で、自分の上司をより有能に、自分のチームをより成果をあげるように、そして会社全体をより競争力があるようにすることでなくてはならないのです。

上司があなたに、ある製品の来年度の売り上げ見通しについて報告せよと命じたとしたら、その上司はすでに答えを感覚的につかんでいると思ってまちがいありません。ですから、上司の直感を裏づけるだけのレポートで終わってはいけないのです。

上司の考えを本当に押し広げる情報やアイデアを差し出すために、より踏み込んだ調査やデータ処理を行ってください。たとえば、向こう3年間の業界全体の見通しについて分析してもよいでしょう。

つまり、上司を驚かせ、感心させるような何か、上司が自分の上司に報告できるような新しい興味深い何かを差し出す。そのようなアイデアがやがて会社を前進させ、あなたを昇進させてくれるのです。

でも、気をつけてください。期待を上回る仕事をしようとする人は、その人の壮大ですばらしい刺激的な提案が他の人々から突拍子もない大風呂敷だとか、露骨な出世狙いだとか、あるいはその両方だとみなされる場合には、自滅するはめになりかねませんから。

とはいえ、それは自分の野心を抑え込むべきだということではありません。それどころか、あなたは大きな野心を持つべきです。でも、出世欲をあらわにしたら、とたんに他の人々、とりわけ同僚の反感を買うおそれがあります。

彼らはすぐにあなたの熱心な仕事ぶりの動機に疑いの目を向けるようになるでしょう。あなたがたとえばチームをもっと効果的に動かすための提言をしても、政治的画策とみなすようになるでしょう。そしてやがてはあなたを出世欲にとりつかれた人間とみなすようになるでしょう。それは結局、どれほどすばらしいパフォーマンスをもってしても克服することはできないレッテルです。

ですから、期待を上回る仕事をしながら、勝者になりたいという思いは自分の胸にしまっておいてください。