LEAPは人にも適用できる

LEAPは企業分析のフレームワークですが、人にあてはめることもできます。

一番大切なところから見て行くと、企業と同じく志にあたるのがPです。志のない人間は大成しません。

Aはその人のこだわりを表わします。人は好きな仕事以外はパフォーマンスが上がらないものです。初めから好きなことでも、取り組んでいくうちに好きになったことでもいい。好きな仕事に取り組めば、やらされ感が生じないわけですから、いくらでも熱中できる。何度か失敗しても、あきらめなければ最後に成果が出るはずです。

Eは職業人としての資質です。行動力や発想力、あるいはリーダーシップなどが該当します。

Lは手練手管や計算高さ、マニュアルで覚え込むような大人折衝力などです。

私はマッキンゼー時代、採用を担当していました。その時、重視していたのは、PとAです。特にLは、人と接する時にこう言うと、こう返してくるみたいな計算高さも意味します。そういうものが見えた途端、マイナス評価をつけていました。1回くらいなら効くかもしれませんが、2回、3回は通用しません。その裏側にある資質のほうが重要だし、そのまた裏側にある、本人なりのこだわりや志のほうがもっと重要なのです。

自分のこだわりとできることが違う、という悩みを抱える人がいます。AとEの葛藤です。この場合はこだわり、つまり寝食忘れて熱中できることを優先したほうがいい。好きこそ物の上手なれ、です。私の場合、何かを観察して、他の人には見えないものを発見するのが好きなので、コンサルタント兼研究者という今の仕事は天職だと思っています。