【電機】うちも役割給を導入している。たとえば新たな事業企画を練って上に提案し、最終的に承認されれば新たな組織を組んで、その長として采配を振るうことになる。しかもその組織は永遠ではなく場合によってはミッションを終えれば解体して、次の目標に進むこともある。それを3年ないし5年サイクルでこなしつつ、乗り越えていく人は役割もどんどん大きくなり、グレードも上がっていくというパターンだ。逆にグレードが上がらない、もしくは下がる人というのは、役割以上の仕事をする勇気もなく、自分のミッションを小さくしていくタイプ。

【サービス】サラリーマンといえどもリスクを取らないと大きな成功はない。高度成長期のサラリーマンならリスクを取らなくてもそこそこの評価を得たが、今は人件費も含めた国際競争力が落ちているし、アジアの国々と普通にやっていては勝てない時代だ。とくに部長クラスになる人には昔以上の能力が要求されている。

【流通】言葉は悪いが昔は同じ能力であれば、ゴマすっていれば昇進できたということもあった。やはり上司との相性などが重視されたが、今はそれでは会社が持たない。いつも部下に言うのは、自分の気に入った部下だけで固めるな、それをやれば組織はだめになる。苦手な部下や扱いにくい部下を使いこなせなければ新しい発想も生まれない、とね。

【電機】企業を取り巻く環境がこれだけ激しく変化しており、それを読み取り、複数の資源を組み合わせて事業を軌道に乗せ、会社として稼げるかが勝負。組織も事業も生き物である以上、新しく生まれるビジネスもあれば死んでいくビジネスも当然ある。そう考えるとビジネスのライフサイクルが短いなかで、いかに社員が新企画などへ果敢にチャレンジしていくかでチャンスが生まれる時代だと思う。