低価格なのに機能性も見た目もバッチリ

仕事に使う文具を、なんとなく選んでいる人は少なくありません。しかし、職人が道具にこだわるように、ビジネスマンも仕事道具である文具にこだわれば、作業効率が上がるのはもちろん、ひいては仕事もはかどるようになります。これは使いやすいからだけではなく、愛着が湧いたり、いくらか気持ちが引き締まったりするからです。そのため、便利なだけでなく、使いたくなる見た目にもこだわって、文具を探してみるといいでしょう。

特に苦手な仕事や、スキルを高めたい仕事で使う文具にこだわってみると、少しは前向きになれるものです。たとえば、気づきやアイデアなどのメモを仕事に活かしたいのであれば、メモ帳やボールペンにこだわるだけでも違ってきます。ただ、高価なものだと手が出ない人も少なくないかと思います。

そこで今回は、300円台~700円台で買える「低価格スタイリッシュ文具」を4点紹介します。低価格ながらも機能性・見た目ともにすぐれており、愛着がもてるものばかりです。気になるものがあれば、ぜひチェックしてみてください。

◆イタリア製のシックな八角形「多機能ペン」

手帳やノートなどのメモを色分けしている人は結構います。そのため、いくつかの色が1本で使える多機能ペンを使っている人は少なくありません。独自の特長で高い人気を得ているものも多いのですが、人と違った見た目のものを使いたい人も多いかと思います。

黒、青、赤、緑の4色が1本で使える0.7ミリ径の多機能ボールペン「4色ボールペン」(左)、レトロで独特な雰囲気が見事に再現されている「PAPER CLIP NO.1905」(右)。

これらの人にお薦めなのが、黒、青、赤、緑の4色が1本で使える0.7ミリ径の多機能ボールペン「4色ボールペン」(ウィルソン、定価754円)です。イタリア製なだけあって低価格ながらもデザイン性は高く、書き味やグリップ感もなかなかのものです。

シックなサイドスライド式のノックや、やや先のほうが細くなった八角形のスチール製の細身フォルム、ボールペンの色をさり気なく表すワンポイント・デザインの色は鮮やかで洗練されており、手帳やノートの上に置くだけで絵になります。本体の軸が7色とラインナップも豊富なので、使っている手帳やノートの色に合わせて選ぶのもいいでしょう。

◆職人の技により復刻された1世紀前の「ゼムクリップ」

紙を挟む文具として、ゼムクリップを使っている人は多いでしょう。紙を傷つけることなく挟むことができるため、ホッチキスよりも重宝している人も結構いるかと思います。ただ、個性的なゼムクリップで機能性の高いものは、あまりありません。そのため、見た目・機能性ともにすぐれたゼムクリップがほしいと思っている人は、意外と多いかもしれません。

これらの人にお薦めなのが、1905年に欧米で誕生し、使われていたゼムクリップ「PAPER CLIP NO.1905」(銀座吉田、定価324円)です。日本の職人の技によって復刻されているため、当時のレトロで独特な雰囲気が見事に再現されています。個性的な見た目だけでなく、紙をしっかり挟んでくれるため、使うほどに愛着がもてるかと思います。