気になる異性を食事に誘う
⇒「前提暗示法」でノ-の選択肢を与えない

自分:◯◯さん、もし男性と食事に行くならイタリア料理とアジア料理どっちに行く?
女性:うーん、アジア料理かな?
自分:よく食べに行くの? アジア料理ならどの国の料理が好き?
女性:友達とよく行きますよ。タイ料理とか大好き!
自分:暑い季節に辛い料理、いいよね?
女性:ですね!
自分:実は麻布に美味しくて雰囲気のいいタイ料理のお店があるんだ。
女性:へー、そうなんですか?
自分:来週行くとしたら、前半と後半どっちが行きやすい?
女性:あの、今週から来週にかけ立て込んでて……。
自分:じゃあ後半なら大丈夫だね。金曜日に予約しておくよ!

【NGワード】
・今度の金曜、時間ある?
【POINT】
人は自分が選択したうえでの結果なら、たとえそれが期待通りでなくても受け入れる傾向がある。この場合も「食事に行かない?」と聞いていれば断わられたかもしれないが、「イタリア料理かアジア料理か」「週の前半か後半か」を自分で選んでしまったので「行かなきゃ……」という気持ちになっている。

相手に恨まれずに誘いを断る
⇒「イエス・バット法」で断った印象を残さない

上司:今度、2人きりで飲みに行こうよ。
自分:いいですね!行きましょう!!
上司:じゃあ今週の金曜はどう?
自分:今週の金曜ですね!って、あああ!
上司:ど、どうした?
自分:実は金曜日は地元の友達が5年ぶりにこちらにきて会うんです。
上司:それじゃあダメじゃないか。
自分:すみません、お店も予約して今から変えられないと思うし……。
上司:いいよいいよ、そこまでしなくても。
自分:残念です。あの、今度は私のほうからお誘いさせてもらえませんか?
上司:本当かい?じゃあ待ってるよ。

【NGワード】
・2人きりは……ごめんなさい
【POINT】
誘ったり頼んだりした場合、人の印象に強く残るのは最初の反応部分。したがって、どんな誘いもまずは愛想よく「いいですよ」と答えよう。そうすれば結果はどうあれ相手にネガティブなイメージを残さずに済む。この場合も相手は「たまたま日程が合わなかっただけ」としか思っていないはずだ。