2014年12月8日(月)

残念な人は仕事中、無意識にイライラ・クヨクヨしている

得する習慣、損する習慣【15】

PRESIDENT Online スペシャル

著者
古川 武士 ふるかわ・たけし
習慣化コンサルティング代表取締役

古川 武士

日立製作所を経て2006年独立。「習慣は第二の天性」をモットーに、社員研修・コンサルティング・個人向けセミナーなどをおこなっている。著書に『30日で人生を変える「続ける」習慣』『新しい自分に生まれ変わる「やめる」習慣』(いずれも日本実業出版)など。

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習慣化コンサルタント 古川武士=文
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「集中する習慣」で仕事の生産性を飛躍的に高める!

習慣化をテーマにしていると、仕事の効率を高めるためにどのような習慣がいいかと聞かれることがあります。時間活用の原則はシンプルです。優先順位を決める、すべてを自分でやらず他人に任せる、仕組み化する、最後は徹底して集中することです。

今回は、徹底して集中する状態をどうすればつくれるのかをテーマにご紹介します。

1. なぜ、集中力が散漫になるのか?

大きく3つの弊害があります。集中力を高めるためには、散漫になる原因を取り去り、集中できる要因を増やすことです。

原因1. マルチタスクの弊害

私たちの仕事では同時平行で仕事を進めていくことが求められます。しかし、この同時並行(マルチタスク)は集中力を奪っていきます。

人間の脳は、1度に1つのことしか基本的に処理できません。よって、報告書を書きながら、途中で受信したメールに返信をし、その間に鳴った電話で話をするといった芸当は3つのギアを切り替えたことになります。

ギアを切り替えるには、身体と同じでいきなりトップギアに入るというより、助走期間があって集中状態に入ります。そのため、Aという仕事で助走⇒集中に入ったかと思えば、Bの仕事に切り替えてまた助走⇒集中ということをやるとそれだけ非効率になります。

原因2. エネルギーの枯渇

人間の起きている時間は、物理的な時間としては均等に流れていきますが、活動エネルギーは午前中が高く、夜になればなるほど枯渇していきます。

長時間残業をしている人ほど効率が悪いのは、集中力が落ちてだらだら作業をしているからです。

脳科学者の茂木健一郎氏も、「朝活脳」と提唱されていて人間が起きてから2時間というのは、「脳のゴールデンタイム」と言われ、集中して何かに取り組むのに最も適した時間だと述べています。

また、充分な睡眠が取れていない人は集中のためのエネルギーが少ないため、高い集中力を発揮することができません。エネルギーが高い状態で取り組むこと、また、エネルギーを枯渇させないことがポイントです。

原因3. 気がかり・環境の悪さ

「あれもやらなくちゃ、これもやらなくちゃ」と考えるだけで脳は疲労します。

1つの仕事をしていても、他のことが気になるという体験は誰しもがある経験ではないでしょうか?

このような気がかり・先の不安が集中力を奪います。また、机の上、パソコンのフォルダーなど環境の整理整頓ができていないと、これも集中を妨げます。

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