2014年11月25日(火)

男はいまだ、デートで女におごるべきか

PRESIDENT 2013年9月2日号

ノンストレス社長 坂野尚子 構成=久保田正志
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「本命」には無理をさせない

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デート代は「ワリカン」「決まっていない」が3分の2!

女性と男性は昔と比べて経済面でも対等になってきたので、デートのときも自分の分を払う女性が増えてきたことは事実でしょう。

しかし実は、多くの女性は「私は自立しているのだから、デートのときも自分の分は払いたい」と心の底から思っているわけではありません。お金のあるなしとは別に、本音では「できたら男の人に払ってほしい」と考えています。おごってもらって、うれしくない女性はいないのです。

といっても、ごちそうしてもらうこと自体がうれしいのではなく、相手の男性がほかの誰かではなく、「私のために」お金を使ってくれたことがうれしいのです。プレゼントをもらってうれしいのと同じ心理です。

とはいえ私自身は、独身時代、自分から「ワリカンにしましょうよ」と提案するほうでした。第一に「自分の分は本人が払うのが合理的」という感覚があるからですが、加えて次のような思惑が働きました。

つまり、それほど親しくない異性に対しては「余計な借りをつくらないようにしたい」という考えから。一方、仲の良い男性や恋人に対しては「長い目で見たら、経済的に無理をさせないほうが長続きする関係になれそう」という配慮から、それぞれワリカンのほうが合理的だと考えたのです。

一般的な話をすると、当時は男女で食事をしたら男性が払うのが当たり前。多くの女性は「払いましょうか」と聞くこともありませんでした。しかし、「払う『フリ』ぐらいはする」というのが、いまどきの女性の感覚です。あんまり図々しいと思われないよう、一応はワリカンを提案するわけです。

とりあえず相手に会計してもらい、レストランを出てから、「さっきの支払い、私の分は自分で出します」と申し出るのがエレガントです。そうすると男性のほうも顔が立ちますし、女性としてもあまり負い目を感じずに済む。しかも、こういうとき、たいていの男性は「いや、払わなくていいよ」と答えますから、これで支払いに関する儀式は終わりです。

なかには「食事を終える頃にトイレに立って、その間に男が会計を済ませるかどうかをみる」という女性もいます。そうやって器の大きさを試しているのです。

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