2014年9月16日(火)

日本とアメリカ、働き方の本質的な違いとは

働き方のリアル ベンチャー篇【22】JIN-G 三城雄児

PRESIDENT Online スペシャル

著者
稲泉 連 いないずみ・れん
ノンフィクション作家

稲泉 連

1979年、東京都生まれ。2005年、『ぼくもいくさに征くのだけれど』で大宅壮一ノンフィクション賞を史上最年少で受賞。その他の著書に『仕事漂流』『復興の書店』など。

執筆記事一覧

稲泉連=インタビュー・構成
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JIN-G 三城雄児
1975年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、富士銀行、マングローブ、日本経営システム研究所、ベリングポイントを経て、2009年7月JIN-G設立。同社代表取締役。ビジネス・ブレークスルー大学准教授。

僕らの会社は企業の人事戦略に対するコンサルティング、教育研修のデザインを主な事業にしています。社員は国内7名、海外2名ほどです。これまでは社員数の多さで会社の成長を計らず、プロジェクトごとに外部のスペシャリストと仕事をしていく形をとっていました。しかし、最近では役員を含む組織体制を強化し、事業を拡大する体制に転換しています。

JIN-Gはコンサルティングと国内研修と海外研修がそれぞれ3割ずつの売上を占めていますが、急激に売り上げが拡大したのは、「ミッションコンプリート」という海外研修プログラムによるところが大きい。これは『ガイアの夜明け』でも特集してもらったのですが、海外の現地の人たちと交流しなければ達成できないミッションを用意し、参加者に5日間でやってもらうものです。

例えば研修場所がベトナムであれば、空港へのお迎えなどは一切せず、ホテルに現地集合。チェックインすると部屋に手紙が置いてあって、「ベトナム人をキャストにして、ベトナム人向けに、ベトナム語で自社のテレビCMを作成せよ!」といったミッションが書いてある。そうしたミッションが小さなものも含めて複数用意してあり、現地の人たちの協力を仰ぎながらミッションを達成していくという研修です。

これまでの海外系の研修というと、MBAや語学研修に代表されるように、ほとんどが机上でおこなわれるいわゆる教養系のプログラムでした。しかし、海外でビジネスを実践できる人を育てるには、机上で考えるよりも現地で仕事をしてみるのがいちばん手っ取り早い。それなら、それができる環境を作ってしまえばいいじゃないか、と。仕事というのはあらゆるものが誰かから依頼されて始まり、その依頼人の期待を越えることが求められるものです。それを実体験できる研修を作りたかったんです。

こうした研修プログラムを提案していく際、僕らが掲げているのは「世界を愉しむビジネスパーソンをもっと増やそう!」という理念なのですが、では、「世界を愉しむ」っていうのはどういう状態なのでしょうか。

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