2014年5月1日(木)

誰でも・簡単・すぐできる「免疫力アップ」6つの法【1】睡眠

PRESIDENT 2013年6月17日号

著者
安保 徹 
医学博士

1947年、青森県生まれ。医学博士。元・新潟大学大学院医歯学総合研究科教授。著書に『人がガンになるたった2つの条件』『免疫革命』『病気は自分で治す』など多数。

医学博士 安保 徹 構成=長山清子
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免疫とは、体を守る防御システムのこと。この力を高めて病気知らずの体になろう!
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あなたはどちらのタイプ?

まずはチェックリストに印をつけてみてください。あなたがどんな病気にかかりやすいタイプかわかります。左側にチェックが多かった人は、がん、動脈硬化、糖尿病などになりやすい「顆粒球」タイプ。右側のほうが多かった人は、花粉症やアトピー性皮膚炎などアレルギー性疾患になりやすい「リンパ球」タイプです。

なぜこんなことがわかるのでしょうか。それは私たちの体にもともと備わっている免疫システムと深い関係があります。

私たちの身のまわりには有害な細菌やウイルスがウヨウヨしていますし、健康な人でも知らないうちにがん細胞が生まれています。

それでも健康を保っていられるのは免疫システムのおかげ。つまり細菌やウイルスが体内に侵入したり、がん細胞が発生したりしたことを感知したら、それを攻撃して死滅させ、体外に排出する免疫システムが働いているからです。

その免疫システムを担うのが、血液中の白血球です。白血球はマクロファージ、顆粒球、リンパ球に分類されます。マクロファージは異物が侵入するとその場に急行し、異物を食べて分解します。顆粒球は比較的大きい異物を丸飲みするのが得意で、リンパ球はそれより小さい異物をとらえるのが得意。リンパ球はふだんリンパ節で眠っているので出動まで時間がかかりますが、自分の中から接着分子を出して異物をとらえて処理します。ケガをしてできる膿や、風邪をひいたときに出る鼻水は、異物を分解した白血球たちの死骸なのです。

リンパ球は一度やっつけた敵を「抗原」として記憶します。そのため2度目の侵入のときは素早く攻撃態勢に入ることができて、発病せずに済みます。よく「はしかに免疫がある」などと言いますが、それがこの免疫です。私たちの体にはこんな素晴らしい自己防御システムが備わっているのです。

この免疫システムがいつもしっかり機能していればいいのですが、免疫システムと私たちの心の状態や生活スタイルは密接に連動しているため、免疫力が低下してしまうことも珍しくありません。

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