2014年5月1日(木)

誰でも・簡単・すぐできる「免疫力アップ」6つの法【1】睡眠

PRESIDENT 2013年6月17日号

著者
安保 徹 
医学博士

1947年、青森県生まれ。医学博士。元・新潟大学大学院医歯学総合研究科教授。著書に『人がガンになるたった2つの条件』『免疫革命』『病気は自分で治す』など多数。

医学博士 安保 徹 構成=長山清子
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交感神経優位の顆粒球タイプは、色黒で痩身、肉を好んで食べる人が多いようです。がんばり屋で怒りっぽく、ろくに休まず仕事に邁進する傾向があります。これが危険なのです。40歳を過ぎたら免疫力は徐々に低下します。管理職になったら、実務は部下に任せて自分は早く帰ることも必要です。

副交感神経優位のリンパ球タイプは、色白ぽっちゃりでのんびり屋、野菜中心の食事を好む傾向があります。このタイプはリラックスのしすぎで無気力に陥ることもあるので、メリハリのある生活を心がけてください。

また、緊張すると指先が冷たくなることからもわかるように、交感神経優位のときは血行が悪くなります。すると体温が低くなり、体に酸素が運ばれなくなります。近年の研究で、こうした状態ががんの発生に適した環境であることがわかってきました。がん細胞の分裂を抑制する遺伝子が、低体温、低酸素の環境では働きにくいためです。しかし逆に言えば、運動や入浴などで体を温め、深呼吸して酸素を取り入れることで、がん細胞が発生しにくい体内環境になるということです。適切な食事や運動、入浴、深呼吸は、自律神経のバランスをとることにもつながります。

毎日簡単にできる免疫力アップの方法を紹介します。ぜひ習慣にしてください。

体と季節のリズムに合わせた眠りが理想

人間は眠ることで自律神経のバランスをとっているため、睡眠不足では免疫力が低下する。個人差はあるが、7~9時間程度の睡眠時間を確保したい。ただし睡眠時間が長すぎてもリンパ球過剰になるので、寝すぎは禁物だ。夜更かしは交感神経優位になりすぎるし、昼夜逆転生活は副交感神経が優位になりすぎる。やはり基本は早寝早起きだ。ただし起床時間は「毎朝5時起き」などと時刻で決めるより、実際の日の出に合わせるとよい。交感神経が緊張しやすい冬は日の出も遅くなるので、日が昇るまではたっぷり眠ろう。夏は日の出が早いので、起きる時間も早めにし、春と秋はその中間でよい。カーテンを薄めにすると、太陽光で自然に目覚めることができる。

医学博士 安保 徹
1947年、青森県生まれ。医学博士。元・新潟大学大学院医歯学総合研究科教授。著書に『人がガンになるたった2つの条件』『免疫革命』『病気は自分で治す』など多数。

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