硬直しがちな会社のルール。従来のやり方にしがみついていては、ビジネス環境の変化に対応するのは難しい。勇気を持って変革に取り組み、未来を先取りする企業から学ぶことは多いはずだ。

コンビ

ベビー用品などの開発・製造・販売輸出。ベビーカーでは国内トップシェア。ラインアップにはアルファロメオモデルも!/創業:1957年 従業員数:約2,200名(※連結)

◎第3子誕生には「200万円」支給!

ベビー用品メーカーとして仕事と子育ての両立を実現する労働環境整備に努めている。「次世代育成支援対策推進法」に基づく、厚生労働大臣の認定が始まった2007年からいち早く認定企業となっており、以降、2009年、2011年に続き、現在は第4期計画に取り組んでいる。

正社員に子供が生まれると、出産一時金として、1・2人目は50万円ずつ、3人目以降は200万円を支給するほか、会社独自の男性向け特別育児有給休暇制度を導入。取得率80%以上を目指す。

パソナグループ

グループ企業約40社を有し、国内および海外で人材サービスを行う総合人材サービス会社。/創業:1976年 従業員数:約6,000名(※連結・契約社員含む)

◎女性の管理職率はなんと40%超!

2013年5月末時点で、社員の約58%、管理職の40%以上、役員の24%が女性である。これは日本の企業では極めて進歩的な数字だ。創業以来、雇用創造を通して様々な人材サービスを展開している同社では、年齢や性別にかかわらず、1人1人が持つ能力や可能性を最大限に発揮するための各種人事施策を講じてきている。

子育て・介護等、多様化する社員のライフステージの節目においても安心して活躍できるよう、会議や研修等に参加する際には育児・介護サポートが受けられる「SMAP制度」をはじめ、「特別勤務制度」「フレックスタイム」「在宅勤務」など多様な働き方の選択を可能にする制度が設けられている。また、2010年から本社内に全社員・派遣スタッフが利用できる事業所内保育所を設置している。これらの取り組みの結果、第一子出産後の復職率はほぼ100%だという。