2014年3月27日(木)

労力をかけずに妻がご機嫌になる魔法の家事

ストレスフリーのための全課題

PRESIDENT 2013年1月14日号

著者
入澤 敦子 いりさわ・あつこ
旭化成ホームズ 共働き家族研究所所長

入澤 敦子有業主婦が専業主婦の数を上回った1989年に発足した「共働き家族研究所」で、よりよい暮らしのあり方を長期的・継続的に調査研究。

旭化成ホームズ 共働き家族研究所所長 入澤敦子 構成=大宮冬洋 撮影=浜村多恵
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究極の重ね技を、妻たちはこなしている

共働きで子育て中の女性が一番大変なのは朝の時間帯です。限られた時間の中で、家事をして子どもの面倒をみて、身支度も整えなければなりません。妻たちは究極の「重ね技」をしているのです。

この多忙を極める時間帯に妻に手を添えられる夫はとても感謝されるでしょう。子どもに食事をさせる、保育園の持ち物を準備する、洗濯を引き受けるなど、やれることはいろいろあります。

次に忙しいのは子どもが保育園から帰ってきて寝るまでの時間帯です。ときには残業を早めに切り上げて帰ってきて、子どもをお風呂に入れる。これだけでも妻は大変助かります。

平日はどうしても家事参加が無理であれば、休日に家事や育児に関わってみてください。「子どもの面倒は僕がみる。君は好きに時間を使ったらいいよ」と声をかけてみましょう。小さな子どもがいる女性はゆっくりお茶を飲む余裕もないので、大いにリフレッシュするはずです。

お気づきのように、「何をどれくらいやるか」以上に「どのタイミングでやるか」が重要です。妻が最も大変な時間帯に、その負担を分かち合う。もしくは、自分が肩代わりすることで、妻にまとまった時間を提供する。「ちょっとした気配りで大きな効果」となるポイントです。

次に「何をやるか」です。ここでは妻の得手不得手を知っておくことがポイントになります。あなたの妻は料理が得意だとします。少ない予算で上手に買い物をしておいしい料理をつくってくれる。素直に感謝して任せましょう。そのような妻に、お金も時間もかけた「男の料理」をつくってもあまり効果はありません。

それよりも、妻が苦手な家事で自分ができそうなものからトライしてみることをお勧めします。例えば玄関の掃除、片づけ。「散らかっているなあ……」と思ってもついつい家の中の膨大な家事に気を取られてしまい、玄関までは手が回らないものです。休日などを利用して、出しっぱなしの子どもの道具を片づけたり、土間のタイルまで掃除がしてあったら、喜んでもらえると思います。

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