2014年3月15日(土)

「つま先歩き」で腰の痛みが消える

太ももを強くすると「太らない」「超健康」になる【10】

PRESIDENT BOOKS /PRESIDENT Online スペシャル

著者
宮崎 義憲 みやざき・よしのり
東京学芸大学名誉教授

1947年宮崎県生まれ。71年東京学芸大学大学院修了。医学博士。中学の体育教員を目指して東京学芸大学に進学するも、人の身体や脳の機能に興味を持ち、バイオメカニクス(身体運動学)や運動生理学を真剣に学ぶために、大学院に進学。 運動生理学を学ぶことによって、「健康と運動の関係」を深く探究。とくにウォーキングの研究では定評があり、厚生省の「健康日本21」の啓もう活動などによる運動ブームによって、1990年代に起こった「ウォーキング・ブーム」の火付け役と言われた。マスコミでも引っ張りだことなり、生活ほっとモーニング、ためしてガッテン(NHK)、発掘!あるある大辞典(フジテレビ)、花まるマーケット(TBS)などの健康特集には欠かせない存在となる。 また30年に及ぶ「健康市民講座」も大人気で、「ウォーキング」や「ダイエット」の話を中心に、講演回数は1000回を超える。健康運動指導士、体力づくり運動指導員など、指導者育成のための活動も見逃せない。日本ハムファイターズ監督の栗山英樹さんは、大学時代の教え子である。 主な著書に「息長く歩いて生き生き!」「脳をよくする簡単トレーニング」「宮崎教授のダイエット講座」など多数。現在は東京学芸大学名誉教授。関東学院大学や津田塾大学で非常勤講師もつとめる。

執筆記事一覧

東京学芸大学名誉教授・医学博士 宮崎義憲
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“太もも”を中心とした下半身の強化を説いた健康法が、幅広い男女から高い支持を得ている。静脈の血液を上半身に押し上げるポンプである“太もも”は「第二の心臓」と呼ばれ、健康や長寿の秘密が隠されている。また“太もも”などの下半身の強化は、肩こり・腰痛・高血圧・糖尿病・狭心症・便秘・不眠などの症状の改善につながり、さらに太らない体質を作りダイエットにも大きな効果がある。ヒット書籍『太ももを強くすると「太らない」「超健康」になる』の著者で、ウォーキングの第一人者、東京学芸大学名誉教授・医学博士の宮崎義憲氏が、手軽に出来る簡単体操を交えながら独自の“太もも健康法”を語る。

腰痛を防いだり、改善するためには腰の筋肉を適度に刺激することが大切なので、30分程度は速足で歩きましょう。

速足の目安は男性では1分間に100メートル以上、女性は80メートル以上歩くこと。

ちなみにこのスピードで30分歩くと約180キロカロリーが消費されます。つまり肥満の防止や解消にも効果があるのです。肥満は腰への負担を増やす、腰痛の原因の一つ。30分の速足は腰のマッサージと腰痛の原因となる肥満防止という両方の効果があるのです。

重要なポイントは、30分程度続けないと、腰痛改善には十分な効果が発揮できないということです。

歩き始めて約10分たつと心拍数が上がり、血行が良くなり、体温も上昇し始めます。この状態になって初めて、身体が運動の効果をスムーズに受け入れることができるようになるのです。

速足歩きだけでも腰痛退治に効果的ですが、速足歩きに「つま先歩き」を加えるとさらに効果が増します。

つま先歩きは、健康を支える筋肉・遅筋繊維(赤筋)を鍛える運動です。基礎運動として優れているだけでなく、腰痛のような中高年の方に多い悩みにもピンポイントで効くのです。

ちょっとつま先立ちしてみてください。ふくらはぎが引っ張られるような感じになりませんか? つま先立ちすると、ふくらはぎの筋肉が鍛えられるのと同時に、日常生活ではあまり使わない殿筋(お尻の筋肉)やすねの前面にある前脛骨筋、さらに腹筋も鍛えられるのです。

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