2014年1月31日(金)

毎日、紙に書き出すことは本当に効果があるのか?

日報コンサルタントが教える「紙に書くことで結果を出す習慣術」【4】

PRESIDENT BOOKS /PRESIDENT Online スペシャル

著者
中司 祉岐 なかづか・よしき
株式会社日報ステーション代表取締役

中司 祉岐経営日報の“赤ペン指導”で売り上げを倍増させる日報コンサルタント。クライアントからは、FC、特定ブランドで売り上げ日本一を多数輩出している。高校卒業後、零細飲食店に入社。集客を担当し来店者数10倍、客単価2倍を実現。その後、勤務した大手アパレルチェーンでは、販売員として全国トップテンに入る業績を上げる。その営業・販売の実績を買われ、零細企業の創業、事業立て直し支援事業に従事。そこで中小零細企業こそ少しの工夫で成果が出せると気づき、株式会社ビジフォーム(現・株式会社日報ステーション)を設立。著書に『A4 1枚で「いま、やるべきこと」に気づく なかづか日報』(経済界)、『小さなひらめきが成果に変わる A4マイ日報で「勝ちパターン」仕事術』(幻冬舎ルネッサンス)がある。

中司祉岐(日報コンサルタント・『書くだけで自分が9割変わる』著者) 撮影=よねくらりょう
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問題に対して解決策を考える場合、毎日、継続して紙に書き出して振り返ることは、圧倒的に効果があります。

ある問題を解決するために、1週間に1回、50分間考えるケースと、毎日7分間ずつ7日間考えるケースを比べてみましょう。

考えた時間の長さとアイデアのレベルが比例するなら、7日後にはどちらも同じレベルの解決策が浮かび上がってくるはずです。しかし、実際は机上の計算どおりになりません。毎日、短時間でも同じ問題を考え続けたほうが、最終的には質の高いアイデアが生まれてきます。

理由は2つあります。

1つは、毎日同じ問題を考えることによって問題が脳に深く刻まれて、振り返っていない時間も脳が無意識のうちに答えを探してくれるからです。

たとえばあなたはお客の入らない美容室の集客担当者で、客数を増やす方法について頭を悩ませていたとします。まずは、紙に書き出して振り返りながら集客の方法を考えていくことになりますが、アイデアが浮かんでくるのは書き出している時間内にかぎりません。ゆっくりお風呂に入っているときや、翌日に同僚と話しているときに、ふとひらめくこともあるでしょう(じつは、美容室の集客に悩んでいるこの担当者とは、数年前の私のことです)。

「年の瀬に働いている人たちのために、年末年始に深夜営業をする」
「街で配るビラがすぐ捨てられないように、一見では読めない真っ黒なデザインにする」
「差別化を図るため、手紙ふうの文章重視の広告にして、カットやシャンプーなどへのこだわりをうったえた」

オーナーにこれらのアイデアを提案して年間1000人の新規顧客獲得に成功するのですが、これらのアイデアの多くは紙に書き出して振り返っている時間内ではなく、日常の生活の中で浮かんできました。

集中して考えているわけではないのに、なぜ突然、解決策が降りてくるのか。

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