
マイナビ転職は業界でも利用者が多い転職サイトの一つだ。豊富な求人数や未経験者向けの案件が充実している点で高く評価されている一方で、サポート体制や地方求人の少なさを懸念する声も少なくない。
実際の口コミを見ても、「求人の選択肢が広がった」という満足の声もあれば、「サポートが物足りなかった」という声もあり、評価は大きく分かれている。
そこで本記事では、PRESIDENT Growthアフィリエイト記事制作チームが独自に収集・分析した利用者の声をもとに、マイナビ転職の特徴を整理する。そのうえで、向いている人・向いていない人を明らかにし、強みを最大限に生かす活用術も紹介するので、自分に合ったサービスかどうかを見極める参考にしてほしい。
目次
マイナビ転職とは?基本情報と評判のまとめ
マイナビ転職を理解するうえで、まずはサービスの全体像を押さえておきたい。求人件数や利用できる機能、スカウトサービスや転職フェアといったサービス内容を知ることで、口コミで「便利」と評価される理由や「使いづらい」と感じる背景が見えてくる。
ここでは基本情報と口コミから見える評判を整理し、向いている人・向いていない人を明らかにする。
マイナビ転職の基本情報
マイナビ転職は、株式会社マイナビが運営する総合型転職サイトだ。会員数は852万人(2024年10月時点)に達し、業界でも最大級の規模を誇る。公開求人数は46,496件(2025年9月3日時点)で、幅広い業種・職種をカバーしている。
利用者は20代〜30代が中心で、登録者の約7割が35歳以下(2023年12月時点)。とくに若手層からの支持が厚い。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社マイナビ |
| 会社設立年月 | 1973年8月 |
| 公開求人数 | 46,496件(2025年9月3日現在) |
| 提供形態 | 転職サイト |
| 公式サイト | https://tenshoku.mynavi.jp/ |
マイナビ転職では、求人検索をはじめ、転職希望者のキャリア形成を支援する多様なサービスを提供している。以下は代表的な機能とサービスだ。
- 全国対応・アプリ機能
求人検索や応募はパソコンだけでなくスマホアプリからも可能。全国どこからでも利用でき、効率的に転職活動を進められる。
- マイナビ転職フェア(合同イベント)
全国主要都市で開催される合同イベント。企業担当者と直接話せるほか、キャリア相談ブースでリアルな情報に触れられる。
- 転職MYコーチ・適性診断
「転職MYコーチ」では、資格を有するプロのキャリアアドバイザーから履歴書や職務経歴書の添削、面接対策のアドバイスを受けられる。「適性診断」は自己PRや志望動機の整理に役立つ。
- スカウト機能
登録情報をもとに企業や担当者からスカウトが届く。思いがけない企業との出合いにつながることもある。
このように多彩な機能を備え、特に20代・30代のキャリアづくりを力強く支えているのがマイナビ転職の持ち味だ。
マイナビAGENTやマイナビジョブ20'sとの違いは?
マイナビには複数の転職支援サービスがあり、とくに「マイナビ転職」「マイナビAGENT」「マイナビジョブ20's」は混同されやすい。最大の違いは、サービス形態とサービス対象者だ。以下の表で比較した。
| マイナビ転職 | マイナビAGENT | マイナビジョブ20's | |
|---|---|---|---|
| サービス形態 | 転職サイト | 転職エージェント | 転職エージェント |
| 主な対象者 | 20代〜30代を中心とした幅広い層 | 20代〜30代、特に転職初心者 | 20代特化(未経験・既卒も歓迎) |
| 主な役割 | 自分で求人を探して応募する | 専任アドバイザーが求人を紹介・提案 | 20代向け求人の紹介と専任アドバイザーによるサポート |
| サポート内容 | 求人検索、転職フェア、適性診断、スカウト機能 | キャリアカウンセリング、非公開求人紹介、書類添削、面接対策、条件交渉 | 専任アドバイザーによる相談、面接日程調整、条件交渉 |
| 求人数 | 公開求人:約4.6万件 | 公開求人:約8.7万件 | 公開求人:約6,400件 |
| 公式サイト |
マイナビ転職は「自分のペースで求人を探したい人」に向く自由度の高いサービスだ。一方、マイナビAGENTやマイナビジョブ20'sは「アドバイザーと相談しながら進めたい人」に合っており、とくに経験が浅い20代ならマイナビジョブ20'sの手厚い支援が適している。
マイナビ転職の評判まとめ
口コミを見ていくと、評価される部分と、不満が出やすい部分がはっきり分かれている。以下に、良い評判と悪い評判の代表例を挙げる。
- 求人数が多く、若手や未経験でも応募できる案件が豊富だった
- 企業情報や社員インタビューが丁寧で入社後のイメージが湧きやすかった
- サイトやアプリの操作性が直感的で使いやすかった
- マイナビブランドへの信頼感があり安心して使えた
- 希望条件と違う求人が届き、煩わしく感じた
- 地方や専門的な条件では求人数が限られており選択肢が少なかった
- エージェントのような個別サポートは受けられなかった
総じて、求人の多さや情報の充実度は高評価だが、サポートの薄さや地域的な偏りを物足りなく感じる声も少なくない。次章では、どんな人に向いていて、どんな人には合わないのかを紹介する。
評判から分析!マイナビ転職が向いている人・向いていない人
マイナビ転職はどんな人にとって心強いサービスになるのか、逆に合わないと感じやすいのはどんな人か。口コミから浮かび上がった傾向を以下にまとめた。
- 20代〜30代で転職を考える若手社会人
- 初めて転職活動に挑戦する人
- 未経験から新しい職種に挑戦したい人
- 自分のペースで求人を比較したい人
- 40代50代で管理職や高年収を目指す人
- 書類添削や条件交渉など手厚い支援を重視する人
- 専門職や特定の業界で求人を探したい人
マイナビ転職は「若手層のキャリア形成」や「初めての転職」には力を発揮する一方で、ハイクラス志向や専門特化型の人には物足りない面もある。どんな強みと弱みがあるのかを踏まえて利用することが、納得感のある転職活動につながる。
【良い評判】口コミからわかるマイナビ転職のメリット
マイナビ転職の評判を見ていくと、「求人の選びやすさ」や「安心して利用できる」という声が多く挙がっている。とくに未経験から挑戦できる求人の多さや、企業情報の充実度、直感的に使えるサイト・アプリなど、利用者が実感したメリットは明確だ。
この章では、口コミから見えてきたマイナビ転職のメリットを紹介していく。
求人の業種・職種が豊富で未経験・若手向けの求人も探しやすい

マイナビ転職の魅力は、求人件数の多さと取り扱う業種・職種の幅広さにある。業種は114分類、職種は379分類(2024年12月時点)と業界最多水準を誇る。さらに「未経験歓迎」の条件が多いことも特徴で、実際に「職種未経験OK」「業種未経験OK」で検索すると、公開求人数の約半数にあたる23,742件がヒットする(2025年9月時点)。
こうした豊富さは、利用者の声にも裏づけられている。
女性28歳
5
転職前:サービス業界
転職後:マーケティング・PR
業種や職種の幅が広く、最初は想定していなかった分野に挑戦できました。新しい世界に踏み出せたことが、一番の収穫です。
女性23歳
5
転職前:小売・流通業界
転職後:広告・メディア業界
業界を絞り込みすぎず選べたことで、選択肢が一気に広がりました。またサイトが使いやすく、転職のハードルを下げてくれたと思います。
選択肢が多いことはキャリアの可能性を広げるきっかけになる。限られた業界だけを見ていた人でも、新しい分野の求人に触れることで将来の道が広がる。若手やキャリアチェンジを考える人にとって、マイナビ転職は「挑戦を後押しする場」となっている。
企業情報が詳細で入社後のミスマッチが少ない

転職で一番避けたいのは、入社してから「思っていた職場と違った」と感じることだ。マイナビ転職は、このミスマッチを防ぐために企業情報を徹底的に公開している。
求人サイトには募集要項だけでなく、「+Stories.」や「マイナビTVキャリア」といった独自コンテンツを通じて、社員インタビューや職場の雰囲気を伝える記事や写真、さらには動画コンテンツまで盛り込まれている。働く人の声や会社のリアルな日常を知れるのは、大きな安心材料になる。
実際の口コミにも、それがはっきりと表れている。
女性26歳
5
転職前:サービス業界
転職後:医療・福祉業界
企業情報が細かく載っていて、安心して応募できました。大手サイトという信頼感もあり、初めての転職でも不安なく進められました。
女性25歳
5
転職前:運輸・物流業界
転職後:その他業界
求人情報がとても見やすく、社員インタビューで仕事内容や社内の雰囲気を知れたのが大きな助けになりました。応募前に職場のイメージを持てたことが安心につながりました。
マイナビ転職は、入社後にギャップで悩むリスクを減らし、腰を据えて働ける職場と出合える可能性を広げてくれる。
サイト・アプリの操作性が高く求人検索しやすい

マイナビ転職は、直感的に操作できる検索画面やシンプルな応募プロセスで、多くの利用者から支持されている。特にスマホアプリは通勤中や休憩時間にも使えるため、忙しい人でも効率よく求人を探せると評判だ。
口コミからも、その操作性の高さが伝わってくる。
女性25歳
5
転職前:金融業界
転職後:広告・メディア業界
他の転職サイトと比べても圧倒的に使いやすかったです。企業情報の確認や面接予約が簡単にでき、必要に応じてキャンセル操作もスムーズでした。
女性23歳
5
転職前:小売・流通業界
転職後:広告・メディア業界
アプリで手軽に求人を探せたのが良かったです。気になる仕事を選びながら見ていくうちに、自分が本当にやりたいことが見えてきました。
転職活動は想像以上に気力も時間も消耗する。だからこそ、操作性の高いツールは大きな支えになる。マイナビ転職なら負担を減らしながら、魅力的な求人を見つけられるだろう。
大手ならではの安心感があり企業側の知名度も高い
転職活動では、応募した後のやり取りがスムーズかどうかで、安心感は大きく変わる。マイナビ転職は知名度が高いため、応募の段階から企業側にすぐ伝わりやすく、やり取りがスムーズになる。
結果として、面接や選考のステップに進む流れも滞りにくい。大手ブランドの信頼感があるからこそ、余計な不安を抱かず、転職活動そのものに集中できる。口コミからも明らかだ。
男性32歳
4
転職前:メーカー業界
転職後:メーカー業界
「マイナビ転職で応募しました」と伝えると、企業側もすぐ理解してくれて説明が不要でした。選考も滞りなく進み、大手サイトならではの安心感を実感しました。
男性30歳
4
転職前:不動産業界
転職後:サービス業界
応募から面接までの連絡が早く、落ち着いて進められました。知名度の高いサービスだからこそ、信頼して使えました。
マイナビ転職は大手ブランドの信頼性があるため、利用者は安心して次のステップに進める。特に初めて転職する人にとって、この安心感は心強い支えになるだろう。
【悪い評判】口コミからわかるマイナビ転職の注意点と対策
どの転職サイトにも強みと弱みがある。マイナビ転職も例外ではなく、「ここは使いづらかった」「期待と違った」といった声が実際に届いている。
サービスをより効果的に使うためには、弱点を理解したうえで対策を取ることが大切である。ここでは口コミから浮かび上がった注意点を取り上げ、その対処法も併せて解説する。
希望以外の求人やPRメールが頻繁に届く
マイナビ転職の口コミでは、「不要なメール通知が多い」という不満が目立つ。希望条件に合わない求人や興味のないスカウトが届き、本当に必要な情報が埋もれてしまうという指摘だ。総合型サイトとして幅広い求人を扱う強みがある一方で、こうした“ノイズ”が利用者の負担になっている。
口コミでも、その実態が見て取れる。
女性25歳
2
転職前:医療・福祉業界
転職後:医療・福祉業界
自分の求めている条件以外の職種が送られてくることが不満でした。一つひとつチェックするのが大変でした。結果的には希望通りの職種を見つけられましたが、余計な手間がかかった点はマイナスでした。
女性28歳
3
転職前:サービス業
転職後:広告・メディア業界
副業OKや地方移住などの特集ページは便利でしたが、希望していないスカウトメールやPRメールが多く届き、取捨選択に手間がかかったため満足度は下がりました。
求人数の多さに振り回されると転職活動に余計なストレスがかかってしまう。ただし、以下のように通知設定を見直せば状況は改善できる。
● メール配信設定を見直し、マイページの「各種設定の変更」から不要なメールを停止する。
● スカウトサービスは取捨選択する。興味のない企業は「企業ブロック設定」で除外する。
マイナビ転職は求人の幅広さが魅力だが、その一方で希望以外の情報も届きやすい。通知を上手に管理すれば、本当に必要な求人だけに集中できるだろう。
地方の求人は少ないという声も
マイナビ転職は全国の求人をカバーしているものの、首都圏や主要都市に案件が集中する傾向がある。そのため地方在住の利用者からは「求人が少ない」との不満も寄せられている。口コミからもその実情が見えてくる。
女性26歳
2
転職前:教育・公務業界
転職後:メーカー(製造業)業界
居住地は求人数が少なく、思うように選択肢が広がらず大変でした。東京や大阪など都市部ならもっと選べたのかもしれません。
女性38歳
4
転職前:その他業界
転職後:その他業界
地方の法律事務所への就職を希望していました。地域や時期によって差はあると思いますが、求人が少なく苦戦しました。給与が年収ベースで明記されていた点は参考になりました。
地方での転職を検討する際は、以下のような工夫と情報収集が欠かせない。
● 地域特化型の転職サイトを併用し、Uターン・Iターン支援サービスを活用して選択肢を広げる。
● 地元のハローワークや企業の採用ページも併せて確認し、サイトに掲載されていない求人情報も拾うようにする。
地方での転職は求人が限られやすい。だからこそ、マイナビ転職に加えて複数の情報源を組み合わせることで、納得できる転職先を見つけやすくなる。
エージェントのような手厚いサポートは期待できない
マイナビ転職は、あくまで「求人情報を探す場」を提供する転職サイトだ。キャリア相談や実践的な面接対策、条件交渉といった手厚い人的サポートは基本的に行っていない。そのため、サービスの性質を理解せずに利用すると「サポートが物足りない」と感じる声につながりやすい。
口コミからも、その点が指摘されている。
女性20歳
2
転職前:IT・通信業界
転職後:IT・通信業界
転職活動はほぼ自力で進めました。初めての転職だったので、書類の添削や面接対策といったサポートを少し期待していましたが、それがなかったのは残念でした。
女性29歳
2
転職前:教育・公務業界
転職後:教育・公務業界
簡易アクセスで無料で使えるのは便利ですが、主体的に動かないと希望求人を探すのは難しいです。正直、親身になって相談できる相手がほしかったです。
こうした不満を避けるには、サービスの役割を正しく見極めることが大切だ。
● マイナビ転職は「幅広い求人を比較する」「自分のペースで応募する」ためのツールと割り切って活用する。
● キャリア相談や面接対策など人的サポートが必要な場合は、転職エージェントを併用して補う。
マイナビ転職で失敗しないための4つの活用術
マイナビ転職は求人の数が多く便利に使える一方で、「希望以外の求人に時間を取られた」「選択肢を広げすぎて失敗した」といった声もある。だからこそ、単に求人を眺めるだけでなく、機能やサービスを戦略的に取り入れることが大切だ。
ここでは、マイナビ転職で転職活動をスムーズに進めるための4つの活用術を紹介する。
検索条件を細かく設定してミスマッチ求人を排除する

求人が多いマイナビ転職では、条件を広げすぎると希望と違う求人まで大量に表示されてしまう可能性がある。効率よく探すには「職種」「業種」「勤務地」「雇用形態」「年収」「会社規模」といった基本条件に加え、最初の検索段階で「自分にとって外せない軸」を明確にしておくことが大切だ。
具体的には、次のような条件を設定すると精度が高まる。
- 未経験から挑戦したい
「第二新卒歓迎」「業界未経験OK」を設定し、自分の経験値に合った求人に集中する。
- キャリアアップしたい
「上場企業」「管理職登用実績あり」等の項目を選び、将来の成長につながる環境を優先する。
- 働き方を重視する
「完全在宅勤務可」「フレックス勤務」「転勤なし」等を指定し、ライフスタイルに合わない条件を外す。
- ワークライフバランスを大切にしたい
「年間休日125日以上」「5日以上の連休取得可」「残業月30時間以内」など、無理なく働ける環境を選ぶ。
- 安心感を大切にしたい
「くるみん認定」「育児中の社員在籍中」といった企業の特徴を指定し、長く働ける職場を選ぶ。
条件を具体的に設定すれば、求人の数は減っても“検討すべき案件”が明確になる。余計な情報に振り回されず、自分に合った求人に集中できるため、転職活動の質そのものが高まるだろう。
「適性診断」や「転職MYコーチ」を活用して客観的な自己分析に役立てる

転職活動でよくある悩みが「自分にはどんな仕事が向いているのか分からない」「履歴書や職務経歴書にうまく強みを表せない」というものだ。こうした悩みを放置すると、応募先とのミスマッチや書類選考の通過率低下につながってしまう。
マイナビ転職には、自己分析をサポートする以下2つの無料サービスが用意されている。
- 適性診断(パーソナリティ診断)
自分の強みや価値観を客観的に数値化できるツール。診断結果は「自分では気づかなかった適性」を示してくれるため、職種選びのヒントにもなる。さらに、結果を自己PR欄や面接の受け答えに落とし込むことで、一貫性のあるアピールが可能になり、説得力がぐっと増す。
- 転職MYコーチ
登録済みのWeb履歴書をもとに、採用担当者の視点から具体的なアドバイスを受けられるサービス。履歴書・職務経歴書の改善点を指摘してもらえるため、書類選考の通過率アップに直結する。利用は1回のみだが、初めての転職活動では大きな助けになる。
これらを活用すれば、自己分析の曖昧さを補い、説得力のある応募書類を仕上げられる。面接でも自分の強みを一貫して語れるようになり、不安を減らして自信を持って選考に臨めるだろう。
転職フェア・Webセミナーで企業のリアルな情報を得る

求人票や公式サイトだけでは分からない「企業の素顔」に触れられるのが、転職フェアやWebセミナーの大きな魅力だ。マイナビ転職は全国各地でフェアを開催し、オンラインでもセミナーを随時実施している。
実際に採用担当者と直接話せば、職場の雰囲気や社風、求める人物像を肌で感じ取れる。短いやり取りでも「自分に合いそうか」「長く働けそうか」といった相性をつかみやすい。
活用メリットを整理すると次の通りだ。
- リアルな雰囲気を知れる
担当者との対話を通じて、職場の空気感や人間関係のニュアンスまで伝わってくる。
- 複数企業を効率的に比較できる
1日で多くの企業を見比べられるため、短期間で方向性を定めたい人には特に有効。
- 最新の採用情報に触れられる
求人票に掲載される前の情報や現場のリアルな声を知れることもあり、応募のタイミングを逃さずに済む。
応募前に「本当に自分に合う会社か」を見極めるには、フェアやセミナーの場ほど適した機会はない。実際に足を運んで話してみることで、求人票だけでは出合えなかった「自分にしっくりくる会社」が見つかるはずだ。
転職エージェントとの併用で求人とサポートの質を高める
マイナビ転職を最大限に生かすには、転職エージェントとの併用が効果的だ。求人検索の自由度が高いマイナビ転職と、アドバイザーによる伴走支援を受けられるエージェントを組み合わせることで、情報の幅とサポートの深さを両立できる。
前述したとおり、マイナビには2つの転職エージェントがある。「マイナビAGENT」と「マイナビジョブ20's」だ。それぞれの特徴は以下の通りである。
- マイナビAGENT
20代〜30代を中心に対応。専任アドバイザーが求人紹介・キャリアカウンセリングを行い、非公開求人の提案、書類添削、面接対策、条件交渉まで一貫して支援してくれる。初めての転職はもちろん、キャリアアップを目指す人にも適している。
- マイナビジョブ20's
20代に特化したサービス。第二新卒や既卒、未経験歓迎の求人が多い。専任アドバイザーが相談に乗り、面接日程の調整や条件交渉までフォロー。社会人経験が浅くても安心して利用できる。
マイナビ転職で広く求人をリサーチし、エージェントで専門的なアドバイスを受ける。この二本立ての活用が、効率的に理想の転職先へ近づく近道となるだろう。
マイナビ転職と大手2社の違いを比較【リクナビNEXT・エン転職】
マイナビ転職を正しく理解するには、他の大手転職サイトとの違いを押さえておくことも重要だ。リクナビNEXT、エン転職はいずれも高い知名度を誇る転職サイトだが、対象とする年齢層や得意分野、強みはそれぞれ異なる。
「自分にはどのサービスが合うのか」を見極めるために、まずは3社の特徴を比較してみよう。
| マイナビ転職 | リクナビNEXT | エン転職 | |
|---|---|---|---|
| 年齢層 | 20代〜30代を中心とした幅広い層 | 20代〜50代まで年代は問わない | 20代〜40代が中心 |
| 特徴 | 初めての転職者、未経験に挑戦したい人に向いている。転職フェア・イベントが充実 | 国内最大級の求人数。職種・地域・年齢を問わず網羅 | 口コミ情報や会社の評判など、実際の社員の声・雰囲気が分かる情報が充実 |
| 求人数 | 公開求人:約4.6万件 | 公開求人:約100万件 | 公開求人:約9.7万件 |
| 対応エリア | 全国・海外 | 全国 | 全国 |
| 詳細 |
リクナビNEXTは圧倒的な求人数とカバー範囲の広さが強みで、幅広い職種から選びたい人に向いている。エン転職は口コミや社員の声など“職場のリアル”に関する情報が充実しており、応募前に内部事情を知りたい人にとって参考になりやすい。
一方、マイナビ転職は20代〜30代の初めての転職支援に力を入れており、フェアや診断サービスなどで安心して最初の一歩を踏み出せる。
3社の特徴を理解したうえで、自分の希望や状況に応じて組み合わせて使うことが、後悔しない転職活動につながる。
マイナビ転職に関するよくある質問(FAQ)
- 40代・50代のミドル層向けの求人はある?
- マイナビ転職にも40代・50代向けの求人はある。ただし、20代〜30代をメインターゲットにしているため、若手層と比べると件数は限られるのが実情だ。実際、新規登録者の約7割が35歳以下で、若手向けの求人が中心と考えられる。40代・50代のミドル層向けの求人を探すなら、ビズリーチやdoda X、JACリクルートメントといったハイクラス向けサービスを併用するのが賢明だろう。
- マイナビ転職は女性向けの求人は多い?
- 多いといえる。マイナビ転職には女性向けの専門サイト「女性のおしごと」が設けられており、ライフイベントとキャリアを両立したい人に役立つ求人を探しやすい。例えば「産休・育休取得実績あり」「女性管理職登用実績あり」「残業月10時間以内」といった条件で求人を絞り込めるため、自分のライフスタイルや価値観に合った職場を効率的に見つけられる。
- 登録から内定までの流れと平均期間は?
- 登録から内定までは「会員登録」「応募」「選考」「内定」という流れで進む。一般的なステップは次の通りだ。
在職中か離職中か、応募する社数によって期間は変動するが、平均すると3カ月ほどが目安だ。早ければ1カ月以内で内定を得るケースもある。
- 会員登録・Web履歴書作成
最初に基本情報を登録し、企業が最初に目にするWeb履歴書を仕上げる。
- 求人検索・応募
希望条件で求人を探し、仕事内容や企業情報を確認したうえで応募する。
- 書類選考
Web履歴書や職務経歴書を基に企業が選考を行う。
- 面接(1~3回)
採用担当者や現場責任者との面接で適性を確認される。
- 内定
最終面接を通過すると内定が出る。条件を確認し、入社の意思を固める。
- 会員登録・Web履歴書作成
- 退会・解約はいつでも簡単にできる?
- マイナビ転職はいつでも自由に退会できる。転職活動が終了した、もしくはサービス利用を中断したくなった際には、マイページから「退会手続き」を選んで画面の案内に従えば数分で完了する。登録情報もきちんと削除されるため、必要がなくなったときにサッと利用を終えられる。