そして10位はアイビーリーグのひとつ、イェール大学。

イェール大学 10位
写真=Spiroview Inc
イェール大学 10位

「コネチカット州にあり、ロースクールが長年全米トップです。政治や国際関係を学んで外交官を目指す学生も多い一方で、芸術系にも強く、音楽院は世界的に有名です」(篠塚さん)

上智大学を卒業後にイェールの大学院へ進学し、イェールでの経験が人生に与えた影響は大きいと語る斉藤さんは「教員用の食堂がなく、教授も学生と同じ食堂でランチをとっていました。教授と学生との距離が非常に近く、教授同士が雑談のように高度な内容を議論しているのを学生が日常的に聞けるような環境です。ランチを食べながら卒論の相談をする学生も少なくありません」と学生目線での魅力を語る。卒業したら終わり、ではなく同窓会のつながりも強固だそうだ。

アメリカのトップ大学も、イギリス同様、教授の指導は手厚い。論文をひとつ仕上げる際も、下書きから見て丁寧にフィードバックをくれるという。

また、アメリカの多くの大学では、2学期連続で平均成績がCを下回る場合、退学になる可能性があるようだ。国内大と比べると大学の対応が厳しいように感じる。

複数の専攻が可能でパーティーや課外活動も盛ん

東大卒業後にスタンフォード大学の大学院で過ごした星さんは、当時の学生ライフを振り返り「勉学だけでなく、スポーツなどの課外活動やパーティー文化も盛んな印象。アメリカは国土が広いので、都市部を除いてキャンパス内の寮に住む学生が多く、学内では毎週末パーティーが繰り広げられます。イギリスのおしゃれなパブ的な雰囲気のパーティーとは違って、ホームパーティーのような気軽な飲み会という雰囲気。世界中から集まった多様な人が、学部を超えて交流できるのが、このパーティー文化のよいところです」とアメリカ大ならではの開放的な雰囲気と魅力を語ってくれた。

アジア圏は中国とシンガポールが奮闘

アジア圏では、中国の清華大学が12位、同じく中国の北京大学が13位、シンガポールのシンガポール国立大学が17位と、以前はアジア圏のトップであった東京大学(28位)を大きく引き離してトップ20にランクイン。存在感を増している。

以前から英語圏で行われていた優秀な教授の引き抜きが激化し、近年は、中国やシンガポールの大学も、そこに潤沢な予算をかけている。そのうえ大学側が、教授が国際的な学会誌に英語論文を出すことを推奨し、大学の知名度アップを目指しているようだ。