自分を満たす「選択肢」の提示

④ オフラインの充実と代替経験

SNSに過度にのめりこまないためには、現実世界での充実感を高めることが何より効果的です。

ケンブリッジ大学とオックスフォード大学を含む複数の研究機関が84000人以上を対象に行った大規模調査では、10歳から21歳までの17409人のデータを分析した結果、女児では11~13歳、男児では14~15歳の時期にSNS利用が増えると、その1年後に生活満足度が有意に低下することが報告されています。

家族と過ごす時間や外でのレジャー、友達と直接会って遊ぶ機会、部活動や趣味など、画面越しではない実体験をどんどん増やしましょう。そうすることで、子どもは「SNS以外にも自分を満たす選択肢がある」と気づきやすくなります。

公園の芝生の上に座っている家族
写真=iStock.com/Hakase_
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SNS時代の子育ては、従来とは異なる新たな課題を突きつけられています。最終的に大きな役割を担うのは、子どもを身近で支える「親の存在」です。親の関わり方次第で、SNSは有益なツールにもなれば、トラブルを招く危険な存在にもなり得ます。

適切なルールを設定し、トラブル時には相談しやすい環境を整え、子ども自身が自分の行動をコントロールできるようサポートする工夫が欠かせません。