重視される「学習規律」とは
「小学校でいうと、重視されているのが『学習規律』です。これができない子は『落ちこぼれ』とみなされ、排除される方向になっていきます。『学習規律ができないのは学習障害があるからだ』というので、特別支援学級に行かされることも珍しくありません」
その学習規律とやらを訊くと、次のような具体例を列挙してくれました。
・授業中は最後まで椅子に座ってよい姿勢で話を聞く
・机の上に置くものの位置が決められている
・鉛筆の数(鉛筆の種類まで指定する教員もいます)も決められている
・鉛筆の持ち方も指導される
・タブレットの置き方も決められている
・教員が板書したとおりにノートをとる
・ノートの色の使い方(問題を赤で囲む、まとめは青で囲むなど)も決められている
・机の上に置くものの位置が決められている
・鉛筆の数(鉛筆の種類まで指定する教員もいます)も決められている
・鉛筆の持ち方も指導される
・タブレットの置き方も決められている
・教員が板書したとおりにノートをとる
・ノートの色の使い方(問題を赤で囲む、まとめは青で囲むなど)も決められている
学力を支えているといわれると、逆らえない
これで終わりではなく、まだまだ細かい決まり事がたくさんあるそうです。学習に向かう姿勢をつくり、成績向上につなげるためには、日頃の生活習慣からきちんとしなくてはならない、という考えが根本にあるようです。そこからは、“がんじがらめ”にされている子どもたちの姿が目に浮かぶようです。学校というよりは、むしろ軍隊に近い光景におもえます。
こういう教育方針に、教員は疑問を感じないのでしょうか。それを先の教員に訊いてみたところ、次のような答えが戻ってきました。
「疑問をもっている教員はいます。しかし、学習規律が秋田県の学力を支えているといわれると、逆らえません。決められたとおりに、やらざるをえない。授業の進め方も、課題を示して自学の時間があって、ほかの生徒たちとの交流の時間があって、最後にまとめをして振り返るという秋田型といわれるスタイルが決められています。これに疑問があっても、『これが秋田の学力を支えている』といわれてしまっては、黙るしかありません」
教員も、また“がんじがらめ”だということです。子どもたちも教員も“がんじがらめ”にして、全国学力テストに代表されるテストで高い点数をとることが優先される現状が浮かびあがってくるのではないでしょうか。


