豊富な食材と独自の食文化を誇る沖縄県は、生産者、料理人、観光産業などの事業者が連携して、沖縄ならではの「食の感動体験」を作り出す活動に力を注いでいます。その一環として、プレジデント社はdancyu食いしん坊倶楽部を活用し、沖縄の食の多彩な魅力を発信しました。
読者組織の体験機会創出とメディアでの発信
2024年1月25日~26日、dancyu食いしん坊倶楽部の部長・植野広生とそのメンバーの中から選ばれた4人が沖縄を訪問。沖縄県が「多彩な沖縄食体験創出事業」として設計した、“今、会いに行きたい”沖縄の食を巡る、1泊2日のモニターツアーに参加し、そこでの食体験をdancyu本誌2024年3月号のタイアップ記事とInstagramで発信しました。
沖縄県にとって食は極めて重要な観光コンテンツ。しかしながら、その満足度は期待値を下回っていました。県の調べ(令和4年度観光統計実態調査)によると、旅行全体について「大変満足」と回答する旅行者が69.7%に上るのに対して、食事を「大変満足」と答えた人は58.6%にとどまります。豊かな自然が育む多様な食材と独自の食文化を持つ沖縄県としては決して満足のいく結果ではありません。
沖縄そばやゴーヤーチャンプルーなど沖縄ならではの料理はあるものの、人気観光地ゆえにリピーターが多く、大都市圏には沖縄料理店が数多く存在します。そのため、定番的な沖縄料理は旅行者に新鮮な驚きをもたらすものではなくなってしまった可能性があります。
そこで情報発信に際して、沖縄の食の「進化」の部分にスポットライトを当てました。その一つが、スパイスカレーです。沖縄本島北部のやんばる地域ではカレーリーフ、マスタード、フェヌグリークなど20種類近くのスパイスが栽培されています。dancyu食いしん坊倶楽部メンバーはスパイスの畑を視察し、生産者自らが運営するカフェでやんばるスパイスをふんだんに使ったカレーを試食。スパイスの宝庫という沖縄の知られざる一面をdancyuのタイアップ記事で報じました。
これ以外にも、老舗蔵元「神村酒造」での、多彩な味わいの泡盛をチーズやチョコレートとマリアージュする体験や、古宇利島のフランス料理店「6 SIX(シス)」での郷土食をベースにした独創的なディナーの詳細を報じました。
食への造詣が深く、美味しいものを求めてやまないdancyu食いしん坊倶楽部メンバーの率直な驚きの声を盛り込んだ誌面は、進化し続ける沖縄の食の最先端を生き生きと伝えています。
dancyu食いしん坊俱楽部は、今後も「おいしい」で日本を笑顔にする、日本の食文化を豊かにしていくことを軸にして精力的に活動していきます。食を愛する消費者の等身大の驚きや感動をPRの素材として、あるいは、彼らの率直な意見を、地域資源の磨き上げの道具として、ぜひご活用ください。