大手IT企業に勤めるシステムエンジニアの伊藤智久(40歳/仮名)は、40代という新たなステージを迎え、これからの自分にふさわしいクレジットカードを持ちたいと考えている。気になっているのはダイナースクラブカードだ。言わずと知れたステータスカードの代表格であるが、私のような会社員が手にして、提供されるサービスを十分に活用できるだろうか──。そんなモヤモヤを解消すべく、三井住友トラストクラブ会員営業本部 東京営業部の澤嵜さんを訪ねた。ダイナースクラブカードのことなら何でも知っている、エキスパートである。

※本稿は、三井住友トラストクラブへの取材を基にストーリー仕立てで編集したものです。

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クレジットカードで出張がガラリと変わる

【伊藤】ダイナースクラブカードといえば、経営者や士業の先生方が持つカードというイメージです。いつかは持ちたい憧れのカードですが、機能やサービスについてよくわかっていないのが正直なところです。私のような会社員がダイナースクラブカードを使いこなせますか。

【澤嵜】もちろんです。ダイナースクラブカードは1950年に米国で誕生して以来、社会的信用の高いお客様に愛用されてきたカードです。その伝統は現在まで受け継がれています。一方で、ただ上質なサービスを提供するというだけでなく、お客様ごとの多様なニーズに応え、機能やサービスを拡充させてきました。きっと伊藤様のお役にも立てるはずです。

確固たるステータスを持つ「ダイナースクラブカード」。利用可能枠に一律の制限はなく、お客様一人ひとりに合わせて設定される。さまざまな優待があり、ポイントの有効期限がないのもうれしい。年会費は本会員24,200円、家族会員5,500円(ともに税込)。付帯の海外旅行保険では、最高1億円の傷害死亡・後遺障害保険金など、充実した補償が受けられる。

【伊藤】私にダイナースクラブカードを強く勧めてくる部長は、「仕事で飛行機を利用する機会があるビジネスパーソンなら、ダイナースクラブカードを持つべき」と、いつも言っています。具体的にはどんなところが役に立つのでしょうか。

【澤嵜】ダイナースクラブカードなら、国内外1,000ヵ所以上のラウンジを無料でご利用いただけるので、飛行機での出張が多い方には特におすすめです。ロビーの喧騒から離れて、静かな場所でパソコンを広げて作業に集中できるので、片付けてしまいたい仕事があるときは、ぜひ、ご活用ください。コンセントやWiFiはもちろん、お飲み物のご用意もあります。

【伊藤】それはいいですね!

【澤嵜】国内線の空港ラウンジの中には、軽食を提供しているところもあります。お酒は有料でご用意しているところが多いのですが、「一杯目のビールは無料」といったサービスを提供している空港ラウンジが一部あります。九州には地元の焼酎を無料で提供している空港ラウンジもあるんですよ。

【伊藤】それはいい。出発前のひとときを優雅に過ごしている自分の姿が思い浮かびます。

【澤嵜】ご自身の旅に合わせた時間の使い方ができるのが、空港ラウンジをご利用になるメリットです。ダイナースクラブカードを1枚持っていれば、追加カードを発行することなく国内海外の空港ラウンジを無料で回数制限なくお使いいただけます。

利用シーンを広げる2枚の付帯カード

【澤嵜】伊藤様は、出張費をはじめ、会社の経費を立て替え払いする機会はどれくらいございますか。そうした機会が多いという方には、ビジネス・アカウントカードをおすすめしています。

【伊藤】ビジネス・アカウント……いったい、どんなカードですか。

【澤嵜】ビジネス・アカウントカードは、年間2,200円(税込)でダイナースクラブカードに追加して持てるもう1枚のクレジットカードです。個人カードとは別の支払口座を設定でき、明細も別に発行されます。たとえば経費決済用にしている個人口座や法人口座を登録して、会社の経費支払い用にするといった使い方ができます。

【伊藤】経営者や個人事業主向けのサービスではないのですか。

【澤嵜】いえ、お勤めの方もアイデアひとつで便利にお使いいただけます。たとえばある会員様は、個人カードと家族カードを生活費のお支払いに使う一方で、ビジネス・アカウントカードを趣味用にご活用しています。ビジネス・アカウントカードの明細は別に発行されますから、明細がそのまま趣味の帳簿になり、「趣味にこれくらい使っている」といったことがひと目でわかるようになるというわけです。副業やNPO活動など、お仕事とは別の活動をしている方が、その活動用の口座にビジネス・アカウントカードをご活用されているケースも多いようです。

【伊藤】家計管理に役立ちそうです(妻にサプライズでプレゼントを買うこともできるじゃないか!)。

※ビジネス・アカウントカードはご入会後のお申し込みになります。

【澤嵜】付帯カードに関してもうひとつ。ダイナースクラブカードには、Mastercard®のプラチナグレードの「TRUST CLUB プラチナマスターカード」がコンパニオンカードとして付帯され、年会費無料でご利用いただけます。

ダイナースクラブカード会員限定で、世界最大のネットワークを誇るMastercardのプラチナグレードのステータスを備えた「TRUST CLUB プラチナマスターカード」を付帯する(本会員、家族会員の年会費無料)。ポイント、請求、利用代金明細をダイナースクラブカードに一本化できるのが便利。

【伊藤】それは、どんなときに使うものなのですか。

【澤嵜】とくに海外旅行先でのお支払いはストレスなく済ませたいものですよね。ダイナースクラブカードに加えて、世界最大の加盟店ネットワークを持つMastercardを持っていけば、どこででも気がねなく食事やショッピングを楽しめます。

【伊藤】なるほど、ダイナースクラブカードとMastercardの二刀流というわけですね。海外での利用範囲が気がかりでしたが、それなら安心です。でも、付帯カードだと利用枠はそこそこになってしまうのかな……。

【澤嵜】ご安心ください。ダイナースクラブカードと同等のご利用可能枠でお使いになれます。お客様との信頼関係に基づき、一律の制限を設けずにクレジットカードをご利用いただけることがダイナースクラブカードの特色であり、会員様にとっては大きなメリットとなっていますが、コンパニオンカードでも同じメリットを享受できるということです。明細については、コンパニオンカードのご利用分も、ダイナースクラブカードの明細にまとめて記載されます。もちろんポイントも1本化されます。

家族との休日を特別なものにするイベントの数々

【伊藤】話を聞いているうちに、毎年、親子3人で出掛けている海外旅行が楽しみになってきました。

【澤嵜】家族との時間を大切にされている伊藤様でしたら、ダイナースクラブカード会員様向けのイベントにもご興味をお持ちいただけるかもしれません。

【伊藤】子どもも参加できるイベントがあるんですか?

【澤嵜】弊社企画のイベントが年間約80以上あり、その中には親子で楽しめるイベントもございます。例えば、2019年5月には、2017年度のSAKE COMPETITIONで「ダイナースクラブ若手奨励賞」を受賞した銘酒「七賢」を造り出す、山梨銘醸さんとのコラボレーション企画として、親子で楽しめる田植え体験イベントを開催いたしました。植えたお米からダイナースクラブ60周年記念酒がつくられ、2020年2月に参加者様のもとへ送られました。お子様に記憶に残る体験をさせてあげられただけでなく、親御様もお酒の楽しみができたと、お客様から大変ご好評をいただいております。

イベントの情報は、ウェブサイトやメールマガジンなどネットを通じて発信しているほか、会員誌「SIGNATURE(シグネチャー)」誌面上でも紹介しています。こちらが「シグネチャー」になります。どうぞご覧ください。

ダイナースクラブカードに入会すると、会員誌 「SIGNATURE(シグネチャー)」が届く(年10回)。特集記事やキャンペーン情報、イベント情報、加盟店による優待サービス情報などが満載されている。

【伊藤】子どもが小学生になってからは、いろいろな体験をさせたいといつも情報を探しているので、上質な体験ができるイベントがあるなら大助かりです。それにしてもこの「シグネチャー」、独自の切り口で食や旅、伝統文化を伝える特集記事は、どれも読みごたえがありそうですし、イベントや加盟店のキャンペーン情報も満載で、とても充実していますね。

【澤嵜】ダイナースクラブカードが日本で最初のクレジットカードなら、「シグネチャー」も日本で最初のクレジットカード会員誌です。1961年の創刊以来、幅広い会員の皆様の知的好奇心に応えるべく、ダイナースクラブならではのこだわりの情報を提供し続けてきました。今後もダイナースクラブらしく、価値ある情報を厳選して提供してまいります。ご期待ください。

【伊藤】ダイナースクラブカードの魅力がよくわかりました。本日はありがとうございました。

【伊藤】(ビジネスとプライベートのどちらでもメリットを得られるのが何よりの魅力だ。「気になるカード」から「使いたいカード」へと、私の認識は大きく変わった)