各種金融サービスで知られるSBIグループによる健康管理サービスが注目の的だ。企業の経営層のニーズに丁寧に応えることで、会員数を着実に伸ばしている。

早期発見のメリットは10年、20年先の将来にも

高橋 通(たかはし・とおる)
東京国際クリニック 院長

医学博士。1994年、筑波大学医学専門学群を卒業し、国立国際医療研究センター勤務。2008年、東京大学大学院を修了。六本木ヒルズクリニックを経て、2015年より現職。

「自身がどんな疾病に注意を払うべきか、いつ、どういった検査を受けるべきか。これをきちんと把握するのは案外難しいものです。実際、当クリニックで人間ドックを受けた方の64%が何らかの異常を抱えており、通常の健康診断を受けていた方からも冠動脈の狭窄、脳の下垂体腫瘍、甲状腺がんなど重大な疾病が発見されています」

SBIメディックの拠点医療機関として会員の健康管理をサポートする東京国際クリニックの高橋通院長はそう話す。最新機器を使った人間ドックや、豊富な知識と経験を持つ医師のカウンセリング、また専任ナースコンシェルジュによる健康相談などを通し、会員を365日体制で支えるSBIメディック。特に重視している疾病の早期発見の重要性について、宮崎郁子副院長は次のように加える。

「消化器系のがんは小さいうちに発見できれば、体への負担が少ない内視鏡による手術などが可能。それによって10年、20年の予後も大きく変わってきます。早期発見は、手術のときばかりでなく将来にわたってメリットを提供してくれるのです」

SBIメディックの人間ドックを受けた人の64%から、何らかの異常が発見されている。通常の健康診断を受けていても重大な疾病が発見される例は多い。

MRCP、大腸3D-CTなど最新の検査も導入

宮崎郁子(みやざき・いくこ)
東京国際クリニック 副院長

医学博士。2001年、東京医科大学医学部を卒業し、東京医科大学病院勤務。2006年、東京医科大学病院内視鏡センター助教。2015年より現職。

個々人に合わせた検査をすることによって、体の状態をできるだけ正確に把握したい──。そう考えるSBIメディックでは、内視鏡、MRI、被ばく量を低減したCTなど大学病院レベルの機器によるテーラーメイドの人間ドックを通して“個別先制医療”を実践。経験豊富な医師が事前のカウンセリングで、既往症や家族歴、生活習慣などを細かく確認して、検査の項目などを組み立てていく。

突然死につながる心疾患関連の検査は、力を入れている分野の一つだ。

「救急医療に携わる循環器専門医として生と死の過酷な現場を経験してきたため、予防の大切さを実感しています。当院では心臓MRI、冠動脈造影CTなどの手法も取り入れ、冠動脈の石灰化が高度であればMRI、体重の多い方ならCTなど、最適な方法を使い分けています」と高橋院長は言う。

がんについては会員の希望に応えて膵臓がんの検査に強みを発揮するMRCP(MR胆膵管撮影)検査を導入済み。また、都内でも例が少ない大腸3D-CT検査も選択肢に加えている。

「大腸3D-CT検査は、下剤の服用量が内視鏡検査の10分の1で済み、検査時間も15分ほど。体への負担が少ないと好評です。もちろんご希望によって内視鏡検査も選べます」(宮崎副院長)

さらに自覚症状があまりなく、後遺症が残りやすい脳疾患についても、頭部MRI検査、頭頚部MRA検査、高次脳機能検査など内容が充実している。

冠動脈CT検査では、心臓カテーテル検査とほぼ同じレベルで、冠動脈の走行、狭窄(矢印部分)を画像評価できる。
大腸の内視鏡検査に苦手意識を持つ人は多い。大腸3D-CT検査であれば、体への負担を抑えながら短時間で大腸がんなどをチェックできる。
 

格調高いラウンジでファーストクラスのようなもてなしを受けながら、スムーズに検査を進められる受診環境への満足度も高い。会員には企業の経営層が多いため、個人情報を配慮。専用の通路や待合室も用意され、プライバシーが保たれている。

そして、検査後のフォローアップも力を入れている点の一つだ。説明は医師が対面で約1時間かけて行う。

「多様な検査の結果をばらばらに説明するのではなく、その関連性を踏まえながら体全体がどのような状態なのか、つまり木の枝葉だけでなく根の部分まで、検査画像も示しながら丁寧にわかりやすく説明します」と高橋院長。

異常があれば、系列などにとらわれることなく疾病・状況に応じて最適な医療機関を紹介。地方在住者には各地の大学病院の紹介も行う。

歯科や形成外科とも連携し若々しい体づくりを支援

SBIメディックが多くの会員から評価されているもう一つのポイントが、対応する領域の広さだ。近年、全身疾患と歯周病の関係が注目を集めているが、歯科まで含む人間ドックは少ない。SBIメディックでは歯科との連携によって歯周病や虫歯の検査もしっかり行う。さらに糖化度・酸化度検査などのアンチエイジング検査により体の内側の老化の兆候を数値でとらえ、未病のうちに疾患の芽を摘む。

「ある会員様が地元のかかりつけ医に検査結果をお見せになった際、その医師から『ここまでやれば安心』との言葉もあったそうです」(高橋院長)

一方で、クリニック内の形成外科で提供している毛髪再生、しわやしみの治療、オゾン点滴なども好評だ。

「形成外科の専門医院に行くのはハードルが高くても、人間ドックを受けるついでの施術なら気軽にできるとおっしゃる男性は少なくありません」(宮崎副院長)

仕事相手の印象を大きく左右する外見も含め、若々しく活力あふれる体づくりをトータルで実践できる体制が整っているのは心強い。

加えて、24時間対応の電話相談をはじめ、年間を通じて多彩な健康サービスも提供しており、何かあっても専任のナースコンシェルジュにすぐ相談できるのは安心だという声も多い。

従来は50代以上の会員が多かったが、ここ数年は40代の経営者が健康寿命を考えて入会する例も増えているという。経営層の健康がビジネスに与える影響の重大さを考えれば、一度、活用を検討してみる価値はあるだろう。

SBIグループの使命とは、人生の二大目標である「健康長寿」と「資産長者」を皆様と共に実現することにあると考えます。

格調高い空間のVIP専用ラウンジ

●SBIメディックの連絡先
東京都千代田区丸の内1-11-1
パシフィックセンチュリープレイス丸の内 9F
[フリーダイヤル]0120-506055(平日9:00~18:00)
運営会社:SBIウェルネスバンク株式会社
代表者:北尾吉孝 中川 隆
提携医療機関:東京国際クリニック

詳しくは、こちら。