美しい自然を取り込み、家族を守る家
木々が色づく秋、月冴え渡る冬、春の桜に夏の宵……季節がめぐるたびにかみしめる、日本で暮らす歓び。その歓びを最大限に味わおう、というコンセプトで開発された住まいが、ミサワホームの新商品「CENTURY Primore(以下、センチュリー プリモア)」だ。
日本は四季の彩りに恵まれる半面、寒暖の差が大きい。また、地震や台風が多く、災害列島と呼ばれる一面もある。移ろう自然を楽しみながら、快適に、安心して住み続けられる家をつくるには、これらの相反する要素に同時に対応する必要がある。それを可能にしたのが「センチュリー プリモア」の三つの特長だ。
第一に「高断熱なのに大開口」を可能にしたこと。一般に、窓は断熱の弱点になりがちだが、「センチュリー プリモア」はミサワホームオリジナルの高断熱サッシ「AZサッシ」を採用。開放感のある幅6メートルの大開口と、標準仕様でZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準に対応する断熱性を両立した。戸外の景色を満喫しながらも、戸外の気温差には影響されにくい、居心地の良い空間が実現した。
第二に「高耐震で大空間」がつくれること。最高の耐震等級3を取得しつつ、3メートルの高い天井、6メートルスパンの大きな空間が確保できる。さらに、地震エネルギーを最大約50%軽減する、独自の制震装置「MGEO(エムジオ)」を標準装備。構造材はもちろん、内装仕上げ材まで“損傷ゼロ”を目指す。
第三は「省空調で高快適」な環境が保てること。ミサワホームならではの「微気候デザイン」で、自然の力を巧みに利用し、エアコンの使用を控えながらも、心地よい温熱・空気環境をつくる。加えて、「センチュリー プリモア」では新たに「蓄熱床」を採用。日中の日射や暖房の熱を蓄え、夜に放熱して室温低下を抑える。冬の朝も室温を18度以上に保ち、家族の健康を守ってくれるのだ。
この高性能な建物を裏付けるのは、新開発の構法「センチュリーモノコック」。1枚1枚が高い強度を持つ木質パネル同士を、強力な高分子接着剤とスクリュー釘で面接合。ジェット機などと同じ一体構造(モノコック構造)で、あらゆる方向からの力を建物全体で受けとめ、分散する。さらに、従来の90ミリ厚の木質パネルに加え、南極昭和基地の居住棟と同じ120ミリ厚の木質パネルを採用し、より高い強度と断熱性を兼ね備えた、“未来基準”の構造とした。
時を重ねても色あせない、本物を知る人のための住宅
「センチュリー プリモア」のデザインは上質にしてシンプルを究めている。外観は水平ラインを際立たせたシャープなフォルム。深い軒や質感のある外壁タイルで、陰影に富んだ表情を生み出している。リビングから外へと続く大開口は、室内の天井からテラス側の軒天まで、木目柄の素材でつながり、内外の一体感を強調する。内装材には、天然木の風合いを活かした建具やフローリングなど、手ざわりよく飽きのこない素材を用意。住む人の個性やこだわりが活きる、最高の舞台を演出した。目先の流行に惑わされることなく、本質を見抜く目を持つ大人のための住まいなのだ。時を経ても古びることのない価値を、一度ご自分の目で確かめてみてはいかがだろうか。
南極で培った技術から生まれたセンチュリーモノコック
ミサワホームは、創立翌年の1968年から約半世紀にわたって、南極昭和基地の建物建設をサポートしてきた。風速60mのブリザードが吹き荒れ、最低気温マイナス45度を記録したこともある過酷な環境で、耐風と断熱のテクノロジーを研鑽し、今に至っている。そこで培われたノウハウや先端技術によって育まれたのが、“未来基準”の新構法「センチュリーモノコック」だ。ミサワホーム独自の木質パネル接着工法がさらなる進化を遂げ、より強く、よりやさしい住まいを実現する。