「忙しくて決まった時間に食事がとれない」「帰宅が遅くて夕食が食べられない」「栄養が偏ってしまっている」etc. 働く女性の多くが、仕事が理由で、一般的な時間に食事がとれない“時差ごはん”になってしまった経験があるのではないでしょうか。その影響は、仕事にも確実に表れていて、満足がいく食事がとれないことで、「頭がぼーっとする」「集中力が続かない」「立ちくらみがして倒れてしまった」といった経験を持つ人も少なくないことでしょう。そんな“時差ごはん”問題のために、忙しくてもしなやかに働く女性は、どんな対策をしているのでしょうか? 株式会社ウエディングパークの菊地亜希さんにインタビューをしてきました。
働きすぎで体を壊した20代の苦い経験
現在、結婚式場のクチコミサイトなどの運営を行うウエディングパークで、メディア開発本部リーダー兼ブランドマネージャーを務める菊地さん。結婚を控えたカップルの支持率ナンバーワンのサイトを目指して、努力を重ねる日々を送っています。そんな菊地さんが体調を崩したのは、28歳のとき。新卒で入った前職のIT企業で、サイト運営や立ち上げに尽力していた頃のことだそうです。急成長するネットベンチャーの世界は刺激も多く、仕事に打ち込む毎日だったそう。
そんな忙しい日々のなか菊地さんは、25歳で結婚。公私ともに充実した日々を送っていましたが、ある日突然、体が赤信号をともしたのです。
「体調を崩したことで、力任せに働いてきた自分を考え直すきっかけになりました」
この出来事をきっかけに菊地さんは、パートナーと長く人生を楽しみたいという思いを強くし、年を重ねていくなかで「どういう働き方をしたいのか」「何に力を尽くしたいのか」を真剣に自分に問うようになったと語ります。