「日本の価値」を
信じる

――グローバル社会で、日本はどのような存在なのでしょうか?

【加治】私は自身の経験から「日本が世界に発信すべき価値」を持っていると考えるようになりました。日本人の「和を以て貴しとなす」という価値観です。

――よく言われる「日本人の謙譲の美徳」も同じですか?

【加治】その二つは、少し違うと思っていて。「謙譲の美徳」は、発言すべき場面でも「日本人だから出しゃばるのはダメだ」という言い訳にもなってしまう。「和を以て貴しとなす」は「意見を調整して結論を導く」ことなんです。そのためには「発信力」も問われる。

――日本の持っている価値観を発信していかなければいけない。

【加治】さらに、日本は良いもの、人々の生活に合ったものを作る技術がある。これらの価値が世界にとって有益と信じています。

これからの時代の
「発信力」

――最後に読者へのメッセージをお聞かせください。

【加治】アクセンチュアでは、「We Economy」という「顧客・従業員・他企業が業界を超えて相互に補完し合う経済」の時代が到来すると考えています。産業や国境を超えた大局的な視点で、自分たちの位置づけ・果たすべき役割を発信していく力が必要になるでしょう。

――そのために必要なスキルは?

【加治】発信するための道具として、英語力やデジタル時代に適した新たなコミュニケーションチャネルを活用する力は必要です。あとはグローバルな場での経験でしょうか。アクセンチュアでも社員を積極的に海外に送り込んでいますが、国や企業がサポートし、日本人が持っている価値をどんどん世界に発信していけるようになれば、日本はもっと成長できると信じています。私自身も関わり、皆さんと一緒に成長していきたいですね。

「TOEIC(R) S&Wテスト」を活用して
社員の英語発信力を高める

TOEIC(R)プログラムの中でも広く知られているTOEIC(R)テストは、英語の「リスニング能力」、「リーディング能力」を測定できるマークシートのテスト。加えて、TOEIC(R)プログラムを運営する一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(以下IIBC)が推進しているのが、パソコンを使い、英語での発信力を測定するTOEIC(R)スピーキングテスト/ライティングテスト(以下TOEIC S&Wテスト)です。

このTOEIC S&Wテストで求められるのは、英語での「情報処理能力」と「対応力・即応力」。試験では円滑なコミュニケーションの妨げにならない些細な文法間違いや発音ミスは減点対象にはなりません。与えられた課題に対し、「いかに伝わる英語で、的確に解答できるか」が採点ポイントです。

日常的なやりとりやビジネスシーンで実際に英語を使う場面をそのまま切り取った内容がテスト問題になっているので、実践練習になり、スキルアップに繋がります。問題を聞き取れても即座に反応できないという難しさがありますが、受験者からは「モチベーションが上がる」と好評です。TOEICテストに加えて、TOEIC S&Wテストの導入企業も増えています。

企業の都合に合わせて実施日時の設定ができる団体特別受験制度(IPテスト)では、支社や事業所内、またはIIBCのテストセンターでも実施が可能。IIBCから送られる、予めテスト問題が入ったノートパソコンを電源に繋げるだけで、簡単に実施できます。

TOEICテストに加えて、研修などの効果測定に最適なTOEIC S&Wテストの導入をご検討されてはいかがでしょうか。

TOEIC S&Wテストの詳細はこちらから。