インフレに強く、相続税対策にも有効とされる賃貸住宅経営。さまざまな資産運用の手法があるなかでも、大きな利点といえるのが「継続的な収入が見込める」ということだろう。ただし「経営」である以上、的確な計画や管理は必須。そこで重要になるのが、専門的な知見やノウハウを持つ頼れるパートナーの存在だ。
住宅業界最多の建築実績を持つ積水ハウスは、賃貸住宅の領域でも高い支持を得ている。全国で多くの賃貸住宅オーナーを20年、30年にわたって支える──。そんな同社が提供する賃貸住宅「シャーメゾン」の優位性の源泉はどこにあるのだろうか。

「経年価値」を重視し
長期安定経営を支援

重量鉄骨賃貸マンション「ベレオ」。強靱な構造と設計の自由度が特徴の3・4階建ての賃貸住宅。

資産を守り、より大きく育てる事業としての賃貸住宅経営。そこでは、安定的な収益や利回りの確保が欠かせない。ただ、長期に及ぶ収支計画を確かなものとするためには、単に収益性だけに目を向けるのではなく、やはり数十年後の状況を正しく見据える視点も大切。入居者のニーズに対応しながら、周辺の環境や街並みと調和した住まいをつくり、その品質や機能を、時を経ても高く維持していくことが肝要だ。

そんな、賃貸住宅におけるいわゆる「経年価値」を実現するのが、積水ハウスの賃貸住宅「シャーメゾン」である。企画、設計、施工、運営、メンテナンスなど、賃貸住宅経営のあらゆる局面において、グループの総力を挙げて物件の価値向上を後押し。入居者目線による快適な住まいづくり、地球や地域への環境配慮、そして安定経営を支援する「シャーメゾンWithシステム」という仕組みを基盤に、何より長期的な視点を重視して、オーナーとともに土地の価値を育んでいく。

では、そうした賃貸住宅づくりはいかに進められていくのだろうか。まず、事業計画や建築計画の場面で生きるのが、日本の住まいづくりをリードし、豊富なノウハウと経験を蓄積してきた積水ハウスの柔軟な提案力だ。プランニングにあたっては、「入居者ファースト」の発想をベースに住む人の嗜好や要望を徹底分析。例えばインテリアであれば、多彩な色調、風合いの建具や造作材で上質な住空間を創造する。エントランスホールをはじめとする共用部も、こだわりの仕様で従来の賃貸住宅とは一線を画している。

さらに上階からの衝撃音を抑える「シャイド55」や化学物質の室内濃度を低減する「シャーメゾン エアキス」といった独自の技術を生かして住まいの快適性を向上。賃貸住宅選びで重視されるセキュリティ面においても、犯罪心理の分析などに基づく防犯対策で建物の付加価値を高めている。

そうして入居者の暮らしを第一に考えて企画、設計された建物の施工は、グループ一貫体制で高い品質を担保する。シャーメゾンで用いられる部材は、先進技術を備えた全国の自社工場で、厳格な品質管理のもとに生産されたもの。施工も積水ハウスが100%出資する積和建設が担当し、管理を徹底している。これにより、設計の意図や工夫が確実に建物に反映され、戸建て住宅レベルのクオリティが実現されるというわけだ。