賃貸物件の流通量は新築よりも中古のほうが圧倒的に多い。中古物件でも長期間融資の可能性があるのがオリックス銀行「不動産投資ローン」だ。

貸出金は順調に増加。
個人向けが約8割を占める

「フリーダイヤルにご連絡いただければ、不動産投資ローンのプロが相談に応じます」とオリックス銀行取締役兼常務執行役員の杉山弘修氏

自分年金を作りたい、インフレに負けない資産を持ちたい、そう考える人たちに不動産投資が人気だ。多くの場合、ローンを利用して投資するが、その特徴は金融機関によってさまざまだ。

そんな中で個人向け不動産投資ローンの残高を伸ばしているのは、オリックスグループの一員として金融サービスを展開するオリックス銀行だ。

「アベノミクス以降、不動産投資に興味を持つ方が増え、2013年度上期の貸出件数は前年同期に比べ大幅に増加しています」

こう語るのはオリックス銀行の取締役兼常務執行役員の杉山弘修氏だ。同社はインターネットによる金融商品の販売に強みを持ち、無店舗型の銀行としてコストを抑え、業容を拡大している。

貸出残高の8割が個人向け不動産投資ローンというのも同社の特徴だ。不動産投資ローンの主な利用者は、平均年齢41歳の会社員とのことだが、最近では20代後半や50代半ばの方の相談も増えているという。

その背景には、同社の柔軟な審査姿勢がある。融資の審査では必ず面談を行い、年収や資産を総合的に判断する。また、対象不動産にも必ず足を運び、立地や周辺環境、修繕の状況などを確認する。その結果、築年数の経った古い物件でも融資が可能になるケースが少なくない。都内の築24年の木造アパートに返済期間16年で融資をした実績があるほどだ。

「首都圏でアパート投資を考える場合、中古物件の年間流通量は新築物件の約10倍とも言われています。選択肢が広い分、魅力的な物件を探しやすい環境にあります」

手元の現預金を崩さずに物件を購入したいと思う人に対しては、物件の評価次第だが、100%ローンの取組事例もある。また、資産管理会社を設立するケースも増えているが、その場合でも個人と同様の条件で融資の検討が可能だ。

不動産投資は
利回りから資産価値へ

9月に公表された基準地価では3大都市圏が5年ぶりに上昇(前年比)し、不動産価格も値上がりしつつある。都心部ではその傾向が顕著で不動産投資の利回りは低下傾向だ。

「最近は、利回りよりも資産価値を重視して投資用不動産を購入する人が増えています」

いつが投資の好機ととらえるかは、各人の判断だが、不動産価格の本格的な上昇が始まる前の今が投資チャンスといえるかもしれない。

同社では、インターネットでの事前審査申し込みも可能である。一度相談してはいかがだろう。