初めての場所でどうコミュニケーションするか

願書を提出したあとには、ウェブ面接があります。今年は面接の中で、親子で絵を描く時間が設けられました。

限られた時間のなかで、学校は親子の関わりを見ています。過去の面接は、家庭で好きな本を選び、読み聞かせをしてくださいというものでした。内容は事前にわかるので対策はできますが、その土台となる親子のコミュニケーションを日々取っておくことが何より重要でしょう。

考査日が希望制なのは、伝統校に比べると親の共働き率が高い農大稲花ならではと言えます。

草原で、両サイドの親が子供の手を握って持ち上げている
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現在、農大稲花小に通うYくんのご家庭は、子供の興味にとことん寄り添って昆虫の飼育をしたり、親子で大好きなアウトドアを満喫したり、と直前期と言われる夏も家庭の軸をぶれされることなく過ごしていました。志望校についても、そのような過ごし方をしていたから自然と農大稲花小に決まったと振り返ります。

理念に触れた際に我が家が大切にしていることと重なる、と思える学校こそ相性がいい学校です。私立小学校、ご縁をいただけるならばどこでも、となりがちですが、ぜひこのようにご家庭の軸ありきの志望校選びをしてほしいと思います。

子どものキラキラした部分を見つけて

良い小学校受験にするためには、親の関わりが何よりも重要です。子供が今どんなことに心が向いているのか、どういったことを楽しいと感じるのか、とまずは子供に向き合ってみること。そのうえで、今までお話した中で、こんなことやっていなかったなというものを見つけたら、ぜひトライしてみてください。

手をつないで歩く親子
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幼児期は可能性の塊です。親だからこそ当たり前になってしまって、意識しないと見えづらい子供の長所がありますので、小学校受験をするしないにかかわらず、生活の中で子供とたっぷり関わり、子供のキラキラした部分を見つけてほしいですね。