2013年6月19日(水)

男性より女性のほうがスマホに夢中になる理由

PRESIDENT 2013年7月1日号

ニールセンリサーチ&アナリティクス シニアマネージャー 中村義哉 構成=プレジデント編集部 図版作成=ライヴ・アート

女性のほうが男性よりスマホ好き──。アプリやWebサイトの利用者数、利用時間を当社が調査した結果より明らかになった。

2013年4月のスマートフォンによる月間平均インターネット利用時間は、女性が37時間であるのに対し、男性は32時間。この差は年齢が下がるほど顕著になる。たとえば、40代の平均利用時間は女性30.9時間に対し、男性は28.3時間だが、20代では、女性56.3時間、男性43.4時間。10代となると、女性が92.2時間、男性56.0時間と、その差が2倍近くまで広がっている。

なぜこの差が生まれるのか。理由はコミュニケーション系アプリの利用状況、特に「LINE」の利用率の差にある。

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スマホアプリ利用者数ベスト10

表の通り、今回の調査でもっとも利用者数の多かったアプリはLINEである。全スマートフォン利用者のうち、LINEのリーチ率(月に1度以上使用した人の割合)は63.2%に上る。男女別にみると、男性53.6%に対し、女性は74.1%。10代から60代以上のすべての年代で男性を上回る結果となった。

人気の最大の理由は、スタンプと呼ばれる独自のコミュニケーション方法にある。スタンプとは、喜怒哀楽などの感情を表すイラストのこと。これをテキストメッセージに挿入し、家族や友人と会話を行う。LINEは当初、10代、20代の女性を中心に人気が沸騰。

「comm」や「カカオトーク」といった類似の後発アプリが登場したが、依然、LINEが先行者利益によって圧倒的なシェアを保っている。

LINEに限らず、facebookやTwitterといった他のコミュニケーション系アプリについても、ほとんどの年代で女性のほうがリーチ率が高いという結果が出た。逆に言えば、男性のリーチ率や利用時間を高めるためのコンテンツにまだビジネスチャンスの余地が残されていると言えよう。

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